マーカーはサー・ジョン・ソーンズ美術館です。
サー・ジョン・ソーンズ美術館(英語:Sir John Soane’s Museum)
[サー・ジョン・ソーンズ美術館 (もしくは ジョン・ソーンズ博物館、ソーン美術館など)は、イギリスにある建築の美術館、博物館。新古典主義の建築家だったジョン・ソーンの邸宅兼スタジオを利用している。ソーンが手がけた建築に関する素描・図面や建築模型、さらにはソーンが収集した絵画や骨董品類を所蔵する。ロンドン中心部のホルボーン地区、リンカーンズ・イン・フィールズを見渡す位置にある。ロンドンで最も小さな国立美術館であり、文化・メディア・スポーツ省の後援を受ける非省公共団体である。
18世紀から19世紀にかけて活躍したイギリスの建築家ジョン・ソーンの旧邸宅を用いた美術館、博物館であり、ソーンの個人的な趣味により収集された美術品コレクションを展示している。その外見は平凡なジョージアン様式建築で、入口が小さいため、注意していないと博物館とは気付かない。古代の建築の破片、石彫をはじめ、多種多様な美術工芸品、考古学的な骨董品、絵画作品などの展示品を収蔵している。
建築を一種の総合芸術に高めることを目指したソーンは、建物の内部自体を詩的な空間とすることを目指した。そのため、体系立った収蔵・展示方法をとらず、あまたの展示品を混合させることで、時代やジャンルが複雑に絡み合った空間を創造しようとした。そして、建物内部の設計自体もソーンによる建築芸術作品である。その特徴としては、数多く設けられた採光用の天窓や窓、多彩な色合いのガラス、そこを通過する光を反射し、奥行きを深めるために設置された無数の鏡などがあげられる。これにより建物内部に自然光が満たされ、詩的な空間が演出される。こうして生まれた複雑な美的空間をソーンは建築や絵画、彫刻を学ぶ学生のために開放した。
現在、第一級指定建築物の認定を受けている。美術館内部は決して広くはなく、展示品が所狭しと並べられているため、現在では、1回あたりの入場者数を制限している(15人前後)。見学希望者は先に入った見学者が出てくるまで入り口で待たねばならず、かばんや荷物を入口で預けなくてはならない。また、毎月第一火曜日の夜には、蝋燭の明かりだけで展示品を鑑賞する「キャンドルナイト」を開催している。
「サー・ジョン・ソーンズ美術館正面」・wikipedia-photo、「美術館内部の彫刻ギャラリー。採光窓のある天井が設計の特徴である」・wikipdia-photo (wikipedia・サー・ジョン・ソーンズ美術館より)]
「サー・ジョン・ソーンズ美術館 – Google Map 画像リンク」
カメラ北北西方向がサー・ジョン・ソーンズ美術館で、カメラ南南東方向がリンカーンズ・イン・フィールズです。
カナレット作『ヴェネツィアの眺め、リヴァ・デッリ・スキアヴォーニ、西向き』(1736年)
カナレット作『リアルト橋の眺め』(1734年-1735年頃)