リージェンツ・パーク

マーカーはリージェンツ・パークです。

リージェンツ・パーク
[リージェンツ・パーク (The Regent’s Park) はロンドン北部にある王立公園 (Royal Park)、およびその周辺地域の名称である。公園はウエストミンスター区カムデン・ロンドン特別区にまたがり、総面積は約500エーカー (約2.0平方キロメートル)を誇る。公園内には400種類、30,000本以上の薔薇が咲く庭園、野外劇場、運河、スポーツ施設、学校などがありロンドン市民の憩いの場となっている。朝5時から日没までオープン。入園は無料。
リージェンツ・パークには長さ4.3キロメートルの外周道路 (アウター・サークル)とより小さい内周道路 (インナー・サークル)の2つの円周道路があり、インナー・サークル内には公園の核であるクィーン・メアリー・ガーデンが設置されている。この2つのサークルを繋ぐ道路以外は敷地内のすべての道路が歩行者専用となっており、その為公園内はゆったりとしている。公園の南側、東側そして西側の大部分はトラファルガー広場リージェント・ストリートも設計したジョン・ナッシュのデザインによるスタッコ塗りの白いテラス式住宅が立ち並んでおり、優雅な空間を作り出している。公園の北東側を占めるのは世界で最初の科学動物園で、オカピなどがいるロンドン動物園ロンドン動物学会である。ロンドン動物園の更に北側にはバーミンガムからロンドンのテムズ川までを繋ぐグランウンド・ユニオン運河の一部で、リージェンツ運河と呼ばれる運河が通っている。この運河のおかげでCamden LockMaida Valeから水上バスでリージェンツ・パークや動物園にアクセスできる。
中世、現在のリージェンツ・パークがある土地はタイバーン村の荘園としてバーキング修道院 (Barking Abbey)が保有していた。ところがイギリス国王ヘンリー8世の離婚問題に端を発したイギリス国王とローマ・カトリック教会の対立が激化し、国王はイングランドウェールズアイルランドにある修道院の解散令 (Dissolution of the Monasteries)を出す。そして国王はこの土地を修道院から接収してしまう。以来、干し草やチーズ製造のために土地が貸し出されたわずかな期間の例外を除き、現在リージェンツ・パークがある土地は英国王室所有となる。英国王室は17世紀当時「メリルボーン・パーク」(“Marylebone Park”)と呼ばれたこの土地を狩猟場として使用し、女王エリザベス1世ジェームズ1世_(イングランド王)が各国の大使達と狩りを楽しんでいた。
清教徒革命以降、メリルボーン・パークの所有権や使用権の移動は激しく、沢山の紳士や富豪にリースされる。そしてリース契約の最後の一人になるのがポートランド公爵で彼が保持する契約は1811年に切れることになっていた。ポートランド公爵が保有する契約が1811年に切れると、時の摂政 (英語でRegent)で後のジョージ4世_(イギリス王)と彼の顧問であるジョン・ナッシュがメリルボーン・パークを含むロンドン北部の改造に取りかかる。ナッシュは当初、この土地に摂政のための宮殿と彼の側近のための邸宅を建てることを構想したが、1818年実際に計画が実行段階になると宮殿建設は取りやめになり、建築する邸宅の数も減らされた。しかし、公園の周辺に建築が計画されたテラス式住宅群は当初の予定通り無事日の目を見た。この計画はただ一つの公園の改造話に留まらず、摂政の名を冠したリージェンツ・パークとリージェント・ストリートを核としたロンドンの大改造計画に発展したので、ナッシュがすべて細部まで計画したわけではない。例えば、ロンドンの文教地区ブルームズベリーの整備に尽力したJames Burtonとその若き息子Decimusも設計に参画している。リージェンツ・パークは整備計画が始まってから27年後の1845年完成し、当初は週に2日間だけ一般に公開されていた。
1930年、王立植物協会 (Royal Botanic Society)に貸し出されていた場所にクィーン・メアリー・ガーデンが整備された。この庭園がリージェンツ・パーク初の計画当初から一般向けと設定された施設である。
リージェンツ・パーク上空写真・wikipedia-photo、リージェンツ・パークの池・wikipedia-photo、Decimus設計のCornwall Terrace・wikipedia-photo  (wikipedia・リージェンツ・パークより)]

リージェンツ・パーク – Google Map 画像リンク」「セント ジョーンズ ロッジ庭園 – Google Map 画像リンク」「イングリッシュ・ガーデンズ – Google Map 画像リンク」「クィーン・メアリーズ・ローズ・ガーデンズ – Google Map 画像リンク」「Bandstand, Regents Park – Google Map 画像リンク」「ロンドン動物園 – Google Map 画像リンク

カメラ位置はDuter Cir/York Bridge交差点でカメラ北北西方向がリージェンツ・パークで、カメラ南南東方向に聖メリルボーン教会が見えます。

カメラ位置はヨーク橋で南方向に聖メリルボーン教会が見えます。

カメラ位置はクィーン・メアリー・ガーデンの南ゲートです。

クィーン・メアリー・ガーデンのセンターのカメラで、カメラ南方向が南ゲートです。

動物園の入口前のカメラです。

動物園内の出口前のカメラです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*