マーカーはコロッセオです。
コロッセウム(英語:Colosseum、イタリア語:Colosseo)
[コロッセウム(ラテン語:Colosseum,)は、ローマ帝国時代に造られた円形闘技場。英語で競技場を指す colosseum や、コロシアムの語源ともなっている。現在ではローマを代表する観光地である。
コロッセウムはネロ帝(在位:54年 – 68年)の黄金宮殿(ドムス・アウレア)の庭園にあった人工池の跡地に建設された。人工池は水を抜けばすでに掘り下げられていたので基礎工事をいくらか省略することができた。工事はウェスパシアヌス治世(在位:69年 – 79年)の75年に始まり、ティトゥス治世(在位:79年 – 81年)の80年に、隣接するティトゥス浴場と同時に完成・落成した。使用開始に当たっては、100日間に渡りイベントが続けられ、数百人の剣闘士が闘いで命を落としている。なお、続くドミティアヌス帝(在位:81年 – 96年)の治世中にも改修が続けられていた。
フラウィウス朝の皇帝が建設者であることから「フラウィウス円形闘技場」が本来の名前である。しかし、ネロ帝の巨大な像(コロッスス)が傍らに立っていたためコロッセウムと呼ばれるようになったといわれている。
構造はローマン・コンクリート(火山灰を利用したコンクリート)で出来ている。鉄骨を用いないコンクリートにも関わらず幾多の地震の際も崩壊しなかったのは、全体が円筒形で力学的に安定していたためである。
ローマ帝国のキリスト教化に伴い血生臭い剣闘士競技は禁止されたと言われているが、443年に地震で破損したコロッセオの修復を行ったことを記念する碑文が残されており、地中海西部でのローマ帝国の支配が崩壊した6世紀でも修復の記録が残っていることから、古代末期までは競技場として使用されていたと考えられている。
コロッセウムに使用されている建材は、中世を通じて他の建築物に流用され続けた。つまり一種の採石場とされていたのである。その大理石はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にも使用されている。それにもかかわらず往時の姿をとどめているのは、迫害されたキリスト教徒がここで殉教したと伝えられていたため、一種の聖地となっていたからである。しかし、キリスト教徒が迫害されたという明確な証拠はない。ローマ教皇ベネディクトゥス14世(在位:1740年 – 1758年)によりコロッセオは神聖であるとして保存されるようになった。現在外周は半分程度が残っている。古代の完全な状態に再現しようとする動きはなく、このままの形で保存されていくと考えられている。
構造
長径188m、短径156mの楕円形で、高さは48m、約5万人を収容できた(文献により40,000人 – 60,000人と幅がある)。4階建てで、アーチは各層で様式が変えられており、1階はドリス式、2階はイオニア式、3階はコリント式になっている。天井部分は開放されているが、日除け用の天幕を張る設備があった。皇帝席には1日中直射日光が当たらないように設計されており、また一般の観客席についても1日に20分以上日光が当たらないように工夫がされていた。円形闘技場に入るアーチは全周で80箇所あり、そのうち皇帝や剣闘士専用のものを除く76のアーチには番号が付されていた。これはテッセラ(Tessera)(入場券)にその番号を記して混乱せずに入場できるようにするためのものと考えられている。
初期においては競技場にローマ水道より引いた水を張り、模擬海戦を上演することさえ可能だったが、後には「迫(せり)」のような複雑な舞台装置を設置したためにそのような大規模演出は不可能となった。
このほかには剣闘士と戦う猛獣を闘技場のあるフロアまで運ぶ人力エレベーターが用意されていた。
コロッセウムの横には噴水が作られた。それは「メタ・スダンス(Meta Sudans)(汗をかく標識)」といわれ、闘いを終えた剣闘士もここで体を洗ったと伝えられている。
平面図(長径188m、短径156mの楕円形)
断面図(高さ52m) 前列は元老院階級席、中列が騎士階級席、その後ろが裕福なローマ市民席、最後列が一般市民と女性席
コロッセウム2021
コロッセオとコンスタンティヌスの凱旋門・wikipedia-photo

壁面の穴は戦傷の痕ではなく建設および補修時の足場用の木材を挿入するための穴・wikipedia-photo
「コロッセウム内部。現在では地下にあった施設がむき出しになっている。」・wikipedia-photo

「地下より猛獣が登場した。猛獣の餌食にされようとしているキリスト教徒」・wikipedia-photo
ジャン=レオン・ジェローム作『Pollice Verso』・wikipedia-photo
ウィキメディアコモンズには、コロッセオの画像またはその他のファイルが含まれています。 (wikipedia・コロッセオより)]
カメラ北方向がコロッセウムです。
カメラ南東方向がコロッセウムで、入場口側になります。
東側ステップ下のカメラです。
コロッセウム下部西側からのカメラです。
コロッセウム下部東側からのカメラです。
コロッセウム上部西側からのカメラです。
コロッセウム上部東側からのカメラです。