マーカーはデクマヌス・マクシムスです。
デクマヌス・マクシムス(Decumanus Maximus)
[デクマヌス・マクシムスは、古代ローマの都市の中心部を東西に貫く基幹道路のことを指し、都市の中心付近で、南北方向の基幹道路であるカルド・マクシムス( Cardo Maximus )と交差しており、フォルム(公共広場)がその付近に造られることが多かった。また、東西の通りのことを単にデクマヌスとも呼び、南北の通りのことを単にカルドとも呼んでいた。古代ヘルクラネウムでは実際方向としてデクマヌスは北北西、南南東方向、カルドは東北東、西南西方向に通っている。
ヘルクラネウムのデクマヌス・マクシムスの発掘現状は北端のフォーラム エリアの四面アーチから Cardo V までが発掘されています。
「Herculaneum Decumanus Maximus North Side.」に下記のように記述されています。
『1961 年 9 月、アメデオ・マイウリ(Amedeo Maiuri)は次のように書いています。『数週間後、私はヘルクラネウムのフォーラムの通りを見つけ、ついに開いた、そして生命の自然な中心を見つけた。馬車や荷馬車の立ち入りが禁止され、歩行者のみが通行できる素晴らしい道路で、低くて幅の広い舗装/歩道、水を捨てるための十分な側溝、日中の暑い時間帯に歩くための日陰のポーチコがあり、私たちにも少し涼しい空気を提供します。それは、現在のレジーナ(※エルコラーノの町は1969年までレシーナと呼ばれていたが、古代の町を記念してヘルクラネウムを現代イタリア語化したエルコラーノに改名された。)のコースと並行して、15 メートル以上の深さで今日走っている古代の町の大通りでした。』
通り西側にはアウグスタレス大学、トスカーナの列柱の家、ブラックホールの家、二百年祭の家の正面入り口が面しています。東側には柱廊があり、柱廊以外の部分は出入り口のみが表に現れていて、それらの奥は79年のヴェスヴィオ噴火の堆積物によって覆われています。Cardo V 通り交点付近にヴィーナスの噴水、南端にヘラクレスの頭で飾られた噴水があります。
[カルチャー センター付近から見たデクマヌス・マクシムスの写真。写真右上に現在の住居が見え火山堆積物の厚さが分かります。]
[ヴィーナスの噴水からヘラクレスの頭で飾られた噴水を見た写真。]
「Category:Decumanus maximus (Herculaneum)」
「Herculaneum Decumanus Maximus Ercolano Decumano …」
「Herculaneum Panoramas | 2001 Overview」
(平面図はヘルクラネウム遺跡全体、主に 2001 年に作成されたパノラマの場所 (一部は 1999 年のもの) を示しています。ノード マーカーをクリックしてパノラマを開きます。)
[デクマヌス・マクシムスに関連するパノラマは地図上に表示されています。]
北端のフォーラム エリアの四面アーチから見たデクマヌス・マクシムスです。
二百年祭の家の正面入り口前のカメラで、右側が二百年祭の家、左側に柱廊があります。
カメラ位置は Cardo V 通りの角で、カメラ北北西方向がデクマヌス・マクシムスで、カメラ右にヘラクレスの頭で飾られた噴水があります。