マーカーはフェレイラです。
ポートワインのシッパー
[ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア(Vila Nova de Gaia)はポルトガル北部の産業都市。ポルト市とはドウロ川を挟んだ対岸に位置する。ポルトガル第3の人口を誇る。 単純にガイア市とも呼ばれる(以下、本項ではガイアと記す)。ドウロ川にかかるドン・ルイス1世橋から見えるポートワインのロッジ(倉庫街)群はガイア市に属する。
ドウロ川上流で醸造されたワインを河口部に位置するガイアに運び、各シッパー(商社)のロッジで熟成したあと、対岸のポルト港から輸出されてきた。 各シッパーのロッジはドウロ川河岸から丘の中腹にかけて建っており、多くの観光客を受け入れ、製造過程の見学や試飲ができるようになっている。ドン・ルイス1世橋を渡ってすぐの場所にあるので、ポルト歴史地区からも簡単にアクセスできる。なお、土曜・休日は休館しているところが多いので、見学する際には注意が必要。
主なシッパー
●サンデマン – 1790年創立。黒マント姿のラベルが目印。
●フェレイラ – 1751年創立。ポルトガル国内で最大の生産量を誇るシッパー
●グラハム – 1820年創立。少し外れに位置するが、外のテラスからのポルト市街地の眺めは良い。
●カレム – 1859年創立。
(wikipedia・ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアより)]
フェレイラ(FERREIRA)
「世界的に有名なのはグラハムに譲るとしても、ポートワインの歴史の中で伝説的に語り継がれているのが「FERREIRA(フェレイラ)」です。伝説となっているのはドニャ・アントニア・フェッレイラという女性。彼女は19世紀の女性がまだビジネスに関わることが無かった時代に、見事な経営手腕を発揮し、死ぬ間際まで葡萄園の開発とポートワイン生産に情熱を注いだ人です。もともとは彼女の夫が険しい山々を開墾し葡萄畑を造り始めたのですが、彼の死後、未亡人となった彼女が夫の意思を引き継ぎ、「見本」と称されるまでの農園を作り上げたことで、彼女は今でも「グラン・ダーム(偉大な貴婦人)」として多くの人に尊敬されているそうです。 (「ポルトガルの食文化をたずねて vol.6 ポートワインの故郷をめぐる」より)]
カメラ南南西方向がフェレイラ(FERREIRA)です。