オルフェウスの家

マーカーはオルフェウスの家です。

オルフェウスの家(Casa di Orfeo)
[オルフェウスの家は、79年のヴェスヴィオ火山の噴火の際に埋没し、1748年にポンペイが再発見された古代ポンペイの考古学的発掘以降に発見されたローマ帝国時代の家です。オルフェウスを描いたフレスコ画が保存されているため、そう呼ばれています。
ポンペイの他の建物と同様に、オルフェウスの家も79年のヴェスヴィオの噴火の際に火山灰と礫により埋没しました。 1834年のブルボン時代の発掘で明らかになり、1874年に再び調査されました。
発掘の時点で、家の外壁にいくつかの選挙碑文が提示され、所有者の名前であるヴェソニウス・プリムス(Vesonius Primus)は、近くのフロニカ(Fullonica)に属していました。
入り口を過ぎると、アトリウムに入ります。アトリウムには大理石の※インプルヴィオと噴水、壁にはスタッコの痕跡があり、そのほとんどは第二次世界大戦中の爆撃による衝撃により失われました。発掘の時点では、タブリナムの開口部と廊下の間に、ヴェソニウス・プリムスの大理石の胸像彫刻群も見つかり、現在はポンペイの考古学博物館(Antiquarium di Pompei)に保存されています。
アトリウムでは、犬の石膏も作られましたが、これもポンペイの考古学博物館に保存されています。ヴェスヴィオの噴火の際にリーシュに縛られていたため逃げられず窒息死したため、火山灰と礫に埋没されたままになりました:石膏の鋳造は犬の表情に加えて、2つのブロンズリングを備えた革の首輪の存在を確認することができます。
アトリウムの周りにはいくつかの小部屋があり、その場所にもスタッコのいくつかの壁の装飾が保存されています。特に1875年2月23日に、現在ナポリ国立考古学博物館に保存されている犬を描いた床モザイクが見つかり、同様の作品も隣接する部屋でも発見されています。
次に、黒と白のタイルを使用した幾何学模様のモザイク床の痕跡と、両側に配置された上部の8つのスタッコと溝の付いた柱で形成されたペリスタイルの※タブリウムに続きます。
庭には、ニッチに木星を表すブロンズ像が手に稲妻を付けて発見されました。1つの壁には、1874年11月20日に見つかった家の名前を示す、ライオン、ヒョウ、イノシシ、ノウサギ、数羽の鳥、メダリオンなどのさまざまな動物や、人に囲まれて琴を演奏するオルフェウスを主題とするフレスコ画が保存されています。
庭にはいくつかの部屋があり、2つの※トリクリニウムがあり、1つには風景のフレスコ画、周りには自然と動物の像があり、もう1つには山の風景のフレスコ画があり、発掘時にはまだ見えていましたが、その後は保存状態が劣悪な環境のためにほぼ完全に消えました。
幾何学的なモチーフのモザイクの床で、壁には三面のフレスコ画があり、側面と中央にはキューピッドが描かれています。同じ部屋のアーキトレーブには、果物を食べる鳥が表現されています。
家には上層階もあり、噴火後に崩壊し、アクセス階段の底部のみが残っています。
※インプルヴィオ – アトリウムに設けられ、コンプルヴィオ(アトリウムの天井に開けられた開口部)からの雨水を受けるための四角形の水槽で、その下には貯水槽が造られました。
※タブリウム – アトリウムを挟んで家の入り口の反対側にある部屋で、ペリスティリウムとアトリウムを区切っています。 家の中心的な空間で、主のオフィスで、客を迎える場所でもありました。 もとは主人の寝室として使われていました。
※トリクリニオ、横臥食卓 -ローマの住宅に見られた食堂で、そこに置かれていた3つの寝台を意味する言葉がもととなっています。家の主と招待された客は部屋の三方に置かれた寝台の上に三人づつ横たわり、最後の一方は給仕のために空けてありました。 一般的には、この空間は庭園に向かって開放されていて、客が緑の眺めを楽しめるように配慮されていました。
オルフェウスの家入口(オルフェウスの家平面図-2「Ⅵ.14.20」)・wikipedia-photo、アトリウム(オルフェウスの家平面図-2「1」)・wikipedia-photo、犬のモザイク(オルフェウスの家平面図-2「9」)・wikipedia-photo]

オルフェウスの家平面図-1(「Scheda TESS – http://tess.beniculturali.unipd.it/web/scheda/?recid=16269 CASA DI ORFEO, REGIO VI 14, 20, AMBIENTE E, TESSELLATO BIANCO CON BORDO NERO – POMPEI – POMPEI ( NA )」より)]

オルフェウスの家平面図-2(「VI.14.20 Pompeii. Casa di Orfeo or House of Orpheus or the House of Vesonius Primus.」より)

カメラ南南西方向がオルフェウスの家入口(オルフェウスの家平面図-2「Ⅵ.14.20」)です。