傷ついたアドニスの家

マーカーは傷ついたアドニスの家です。

傷ついたアドニスの家(Casa di Adone ferito)
[もとは紀元前2世紀の半ばに建てられた家に、後年になって隣の建物を併合し、一つの大きな邸宅になりました。
ポンペイが埋没する少し前に、建物内の多くの部分が改修され、壁画も大部分描き直されました。 この時期のフレスコ画としては、庭園にある死にかけたアドーニス女神アフロディテの大きな画面が際立ち、この家の名の由来ともなっています。 ギリシア神話によれば、この上なく美しい青年アドーニスは女神アフロディテに愛されましたが、マルス(またはアポロという説)が嫉妬して放ったイノシシによって森で狩りをしている間に襲われたとあります。 神話には、死にゆくアドーニスの血がアネモネの花になったと記されています。 庭園に向かって開放された大きな空間には、愛と所望をテーマにした別の大きな絵が残っています。左手の東側壁面には“雌雄同体のToeletta”と題されたフレスコ画の一部が見られます。 これらの画面が暗示する、達成できない、実現不可能な愛は、古代の美術や文学では繰り返し取り上げられるテーマでした。  (「ポンペイ遺跡ガイド – Pompei-p64」より)]

Casa dell’Adone Ferito – Pompeii Sites

VI.7.18 Pompeii. Domus M. Asellini or House of Adonis

傷ついたアドニスの家平面図(白抜きの「7」の右上「18」が傷ついたアドニスの家エントランスです。「14」の北壁にフレスコ画あります。