モザイクのアトリウムの家 – Google Earth で街並散歩（ヨーロッパ篇）

マーカーはモザイクのアトリウムの家です。

モザイクのアトリウムの家(イタリア語：Casa dell’Atrio a Mosaico )
[モザイクのアトリウムの家は、ローマ時代の家で、79年のヴェスヴィオ噴火の際に埋もれ、古代ヘルクラネウムの考古学的発掘調査の後に発見されました。モザイクの床があるアトリウムにちなんで名付けられました。
1979 年のヴェスヴィオ噴火によって、家だけでなく街全体が噴火堆積物に埋もれてしまいました。その後、18 世紀にシチリア・ブルボン朝によって推進された調査中にトンネルを通じて調査され、20 世紀の初めにアメデオ・マイウリ(Amedeo Maiuri)が実施した発掘調査に続いて明るみに出されました。
モザイクのアトリウムの家は約 1,200 平方メートルの広さがあり、正面玄関はカルド IV(cardo IV)通りに面しています。エントランスホールには第 4 様式(ポンペイの壁画の様式)のフレスコ画を特徴とする壁の装飾があり、床は幾何学的なデザインと様式化された花を再現したモザイクです。両方の壁の開口部はサービスエリアにつながっています。そのうちの 1 つには、上層階に通じる階段の跡があります。アトリウムには中央に大理石で覆われたインプルビウム(雨水を受ける仕掛け)があり、床も黒と白のチェッカーボードの形をしたモザイクです。床は、79 年の噴火時の火砕流によって引き起こされた一種の変形によっても特徴付けられ、証拠として、以前の家に属していた壁構造が残っています。アメデオ・マイウリによれば、ベスビウス( Vesuviana )地域で唯一の例であるエジプトのオエクス( oecus )に変わりました。ウィトルウィウスが説明したように、それは一種のダイニングルームです。これは、スタッコで覆われた 2 列の柱によって 3 つの身廊に分割され、その上に 2 階が置かれ、天窓があります。部屋の形は大聖堂の形を思い起こさせ、おそらくゲストのおもてなしを目的としていました。アトリウムからペリスタイルにもアクセスできます。ここの中央には、大理石で覆われた噴水のある庭園があり、二次入口の近くに配置された古代ローマの水道施設によって供給されています。庭園は、凝灰岩ブロックと交互になるレンガの列柱で 3 面が囲まれています。いくつかの部分では、柱の間のスペースが大きな窓で埋められています。ペリスタイルの東側の中央にはエクセドラがあり、4 番目のスタイル(ポンペイの壁画の様式)で装飾され、赤い台座のパネルがあり、中央の領域は幻想的な建築の要素の図で豊かになり、中央には黒、白、茶色が優勢なアンティオペーの二人の息子により牡牛の角に縛り付けられて殺されるディルケーの神話の場面が描かれています。床は作品のセクタイルで、白いタイルのフレームに囲まれています。エクセドラの隣には 4 つのキュービクル( Cubicoli )があり、すべて赤の 4 番目のスタイルのフレスコ画があります。ペリスタイルの南側に沿って、上層階に通じる階段に加えて、壁の装飾をほぼ完全に失ったトリクリニウムがあります。