マーカーはヴィーナスの間です。
ヴィーナスの間
[この部屋は、ディアナの間と同じく、大居室へ通ずる主な経路をなしていました。
というのも「大使の階段」(1752年に破壊)の先が大居室だったからです。居室の夕べでは、食卓の準備をして、花かご、オレンジやレモンといった新鮮で珍しい果物をピラミッド形に並べ、砂糖漬けの果物、マジパンなども取り揃えました。他の続きの部屋と同様に、この部屋は惑星に名前を借りていますが、これはヴェルサイユ宮殿全体の装飾のインスピレーションが惑星としての太陽系に求められているからです。このヴィーナスの間は、天井に愛の女神が描かれていますが、古代ギリシャ では金星(ヴィーナス)と関連付けられていたからです。ヴォールトの下部(アーチ形)を装飾する絵画は、古代の英雄の行動を描き、それは同時にその部屋の惑星と、ルイ14世(在位:1643年 – 1715年)の偉業にも関連しています。したがってサーカス競技を主宰するオーギュストの描かれたアーチ部分は、王妃のために催された1662年の有名な騎馬パレードを暗示し、ロクサーヌと結婚するアレクサンドルの絵は、ルイ14世の結婚を示唆しています。 (「国王の大居室 – ヴェルサイユ宮殿」より)]
カメラ位置はヴィーナスの間です。