マーカーはサント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院です。
サント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院(英語:Monastery of Saint Dominic of Silos (the Old)、スペイン語:Monasterio de Santo Domingo el Antiguo (Toledo))
[トレドに無血入場したアルフォンソ6世(レオン王国の王・在位:1065年 – 1109年、カスティーリャ王国の王・在位:1072年 – 1109年)が建てた、城壁内の最初の修道院です。現在のサント・ドミンゴ・デ・シロスのシトー会修道院として創立されたのは1577年のことです。ニコラス・ベルガラ・エル・ホベンが設計したルネサンスのマニエリスム様式で、フアン・デ・エレラがさらに手を加えて完成させました。この場所には、それ以前、サン・イルデフォンソ時代に修道院がありました。
この教会は、ラテン十字架形で、身廊は一つ。使徒書簡のそばには礼拝堂があり、大変美しい参事会室と格子扉で繋がっています。聖歌隊席と教会を仕切るこの格子扉の脇にはガラスの落とし戸があり、恐らくエル・グレコのだと言われている遺品が置かれている地下納骨堂が覗けます。聖歌隊席の奥の修道女の聖歌隊席との仕切り壁の中には、内陣障壁を付けたルネサンス時代の聖体拝領台があります。
回廊に住んでいる修道女たちは、ミサの時は、教会の中に行かなくても、小さな窓から聖体を拝領できるようになっています。祭壇の設計とすべての絵は、参事会員のディエゴ・デル・カスティージョ卿がスペインに連れて来たクレタ島の画家、エル・グレコが担当しました。残されているのは2服のみで、大祭壇の「サント・フアネス」と、側廊の「サン・イルデフォンソの目の前での復活」です。
古い聖歌隊席と手前の空間は、数枚の衝立、木製や石製の彫刻、修復のために持ってこられた石板や墓石、典礼や祈祷用品などを収めた美術館になっています。画家の中には、エウヘニオ・カヘス、コレア・デ・ヴィヴァル、サンチェス・コタンもいます。
美術館の奥は、14世紀の、フアン・アルフォンソ・デ・アフォフリンの立派なゴシック風墳墓があります。また、書類保管所の書棚には、数々の古文書が残されており、エル・グレコの署名がある契約書も残されています。 (「サント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院 – Toledo」より)]
サント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院平面図(「Convento de Santo Domingo el Antiguo de Toledo」より)
「サント・ドミンゴ・エル・アンティーグォ修道院 – Google Map 画像リンク」
カメラ南西方向がサント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院入口(平面図右上の十字の短い方の左側)です。
サント・ドミンゴ・エル・アンティグオ修道院前広場夜のカメラです。