ラバピエス広場

マーカーはラバピエス広場です。

ラバピエス広場
[アトーチャ駅から北西へ散歩を始めると、目と鼻の先にはピカソの「ゲルニカ_(絵画)」をはじめ近現代美術を集めたソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)、その隣にはマヌエル・デ・ファリャホアキン・トゥリーナを輩出したマドリード音楽院(Real Conservatorio Superior de Música de Madrid)があり、小さな雑貨屋が並ぶ裏手の路地にも芸術の香りが漂っています。ところが少し進むと一気に庶民的な下町に変わり、少し薄汚れた街並みに地元住人の姿しか見えなくなりました。実はこの一帯がラバピエス地区、観光客はまず立ち寄らない方がよいところです。多少の用心をしながら、歩を緩めずに地下鉄駅のあるラバピエス広場(Plaza de Lavapiés)を目指します。途中、小さなバルを数軒通り過ぎましたが、飾り気のなさはいかにも下町風。昼下がりにカウンターの隅に置かれたテレビでのんびりと闘牛が放映されている様子は、序の口あたりの大相撲中継が流れる日本の居酒屋とどことなく似ています。広場近くまで来ると、歩道にはオープンカフェが並び、危険地区といわれるこの界隈も穏やかな表情を見せていました。 折角足を運んだので、この広場周辺で少しだけ時間つぶしといきましょう。まずは地元住人に混じって街角のスーパーマーケットに入り、店内をぶらつくことにしました。肉、魚、野菜コーナーを素見した後、果物コーナーの充実ぶりに目がとまり、思わずイチジクやアンズ、スモモの類いを一個ずつ量り売りで買ってみました。表に出ると道端にベンチを見つけたので、早速腰を下ろして果物の味見へ。人々が行き交う広場を眺めながら、特有の甘味、酸味が次々と口に広がるのを楽しみました。(「Piano Notes 2-09」より)]

カメラ南南東方向がラバピエス広場です。

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