マルスの間

マーカーはマルスの間です。

マルスの間
[マルスは惑星のひとつ(火星)ですが、同時に戦争の神でもあります。この部屋を装飾するための軍事的なテーマの選択は、もともとこの大広間が装飾的な居室の衛兵の間だったことからきています。この広間はその後、夜は居室、音楽及び舞踊などに使用され、したがって通常
「舞踏の間」とも呼ばれるようになりました。宮廷バレエは厳格な基準があり、数多くのリハーサルを必要とし、王太子たちがプロのダンサーに混じって参加することもありました。暖炉の両側には高壇が設けられていましたが、これは音楽の奏者たちのためでした。この高壇は1750年に取り払われました。
天井の中央には、クロード・オードラン(Claude Audran II)により、狼たちが引く戦車に乗ったマルスが描かれています。この作品を両側から囲んでいるのは、まず東側にジューヴネの作品で「ヘラクレス、アボンダンス(豊穣)そしてフェリシテ(至福)たちに支えられているラ・ヴィクトワール(勝利)」。西側には、ウーアス(René-Antoine Houasse)の作品で「 地上の支配者たちに襲いかかる恐怖、怒り、そして不安」が描かれています。扉の上にはシモン・ヴーエ(Simon Vouet)の4つの絵画(サン=ジェルマン=アン=レー城にあったもの)、「節制」、「慎重」、「正義」、そして「力」があります。
ルイ14世(在位:1643年 – 1715年)の好んだといわれるドメニキーノ作の「竪琴を奏でるダヴィデ」が暖炉の上にありますが、これはルイ14世の頃には王の寝室のアルコーブにあり、ラファエロの作と言われた「パトモス島の聖ヨハネ」の絵と対をなしていました。
暖炉の左側には、シャルル・ル・ブランによる「アレクサンドル大王の足元のダリウスの家族」、右側には ヴェロネーゼの作品(昔はオリジナル作品)である「エマオの巡礼者」が対になって配置されていました。これはフランス画家たちもイタリアの巨匠たちにと対等であるという意思を示そうとしたものです。側面の壁には、豪華なルイ15世(在位:1715年 – 1774年)とマリー・レクザンスカの二枚の肖像画(カルル・ヴァン・ロー(Charles André van Loo)作)が掛けられています。  (「国王の大居室 – ヴェルサイユ宮殿」より)]

[マリー・レクザンスカ肖像画
フランスおよびナバラ王妃 マリー・レクザンスカは「ル・サンシー」と呼ばれるダイヤモンドを身につけた姿で描かれています。 失脚したポーランド王の娘であるマリー・レクザンスカは、1725年にルイ15世と結婚します。公務から遠ざかり、宮廷で重んじられることも少ない王妃は、貧しい少女たちの教育を行うためにヴェルサイユの街に設立した修道院に専念します。自身の息子である王太子の道徳的かつ宗教的教育に気を配りますが、王太子は1765年に彼女より3年早く他界します。]

ヴェルサイユ宮殿2階見取り図

カメラ位置はマルスの間で、カメラ初期設定方向がマリー・レクザンスカ肖像画で、反対壁にルイ15世の肖像画があります。

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