国立ユダヤ系アメリカ人博物館(National Museum of American Jewish History)

マーカーは国立ユダヤ系アメリカ人博物館(National Museum of American Jewish History)です。

国立ユダヤ系アメリカ人博物館(英語:National Museum of American Jewish History)
[博物館は独立記念館と、国立憲法センターが立ち並ぶインディペンデンス国立歴史公園にあります。あの自由の鐘が飾られている場所です。アメリカ好きが最後に辿り着く場所ではないでしょうか。SEPTAという地下鉄のMarket Frankford Line(青色)の5th Street Sta.の目の前です。Wells Fargo(銀行)の支店の通りを挟んだ向かい側にあるモダンなビルが博物館です。
館内はとてもモダンな雰囲気です。建物は4階建てなので上から順番に見て周りました。早速企画展の”Beyond Swastika and Jim Crow”という南部のユダヤ系に関する展示がありました。1930年代に教職を追われて南部に辿り着いたユダヤ系の教職員と、大学の歴史です。ストーリーもさることながら、初めてKKKの白マントを見たのが衝撃です。非常に薄気味悪かったです。何気にスポンサーがMacysでした。デパートが博物館のスポンサーをつとめるのは、印象派展やルーブル美術館展のような来場者数を見込める消費的なエンターテイメント的な絵画展に宣伝を兼ねてのことだと思っていました。エスニシティと信仰、そして差別と抑圧の歴史といったコテコテの企画展のスポンサーをつとめる姿は、その資本力に見合うだけの社会的な貢献も果たしていることの証であり、大人な社会だなと思いました。
もちろん通常展も興味深い。特に、戦後のユダヤ系アメリカ人社会に関する展示は必見です。中流以上に属することができたユダヤ系は、戦後いわゆる郊外の生活を享受することになるのです。画一化された大量消費社会をユダヤ系コミュニティーがいかに受容していったのかは、現在進行形で続いている興味深い内容です。コーエン兄弟の映画”A Serious Man/シリアスマン“で見た世界そのものでした。映画に興味がある人にもおすすめです。  (「Visit all 50 states.: アメリカのユダヤ人を知る博物館」より)]

国立ユダヤ歴史博物館 – Google Map 画像リンク

カメラ南方向が国立ユダヤ系アメリカ人博物館です。

国立ユダヤ系アメリカ人博物館のストリートビューです。

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