倉庫街

マーカーは(カメラ位置-2)です。

倉庫街
[美しい赤レンガ建築が連なる世界最大の倉庫街。北ドイツの伝統的なレンガ造りゴシック建築の影響を強く受け,階段状の切り妻や塔など特徴的な装飾が施されている。建設が始まったのは1883年というから,100年以上の歴史を持つ建物だ。倉庫街に張り巡らされた水路には,20もの橋が架けられている。建物の片側の入口は通り,もう一方は水路に面していることに注目。これは,古き商人屋敷の伝統を受け継いでいるのだが,水路の船から建物内へ直接商品が荷揚げできるようになっている。かつては,世界中からコーヒー,紅茶,タバコ,香辛料,綿,絨毯などの商品がこの倉庫街に集まり,ヨーロッパ中に運ばれていった。現在もなお,一部はこういった商品を保管する倉庫として使用されるほか,ミニチュアワンダーランドをはじめ,ハンブルクダンジョン,香辛料博物館などの興味深い施設が設けられている。  (「【観光】ハンブルク港と倉庫街」より)]

[ハンブルクはかつてハンザ同盟の主要都市として栄えた。17世紀以降、ハンザ同盟は衰退に向かった。しかし、18世紀以降のハンブルクは、アメリカ合衆国の独立(独立宣言 1776年)やラテンアメリカ諸国の相次ぐ独立に後押しされ、ハンブルク・アメリカ郵船会社が急成長を遂げたことをはじめ、経済的に最盛期を迎えた。
ハンブルクは中世以来、経済的独立性を保ち、ドイツ関税同盟(1834年)が成立した後も加わることはなかったが、1871年のドイツ帝国成立で情勢が変化した。首相オットー・フォン・ビスマルクがハンブルクをドイツ関税同盟に組み込むことを決め、その旨を1880年に通告したのである。それに対し、ハンブルクの商人団はビスマルクと交渉し、自由港地区は残すことと、1881年から1888年を移行期間とした上での加入とすることを承認させた。ハンブルクはこの移行期間中にハンブルク港を整備したが、その際には2万人以上の住民を立ち退かせ、既存の建物もことごとく撤去し、まったく新しい港へと生まれ変わらせた。世界遺産に登録されたシュパイヒャーシュタットの倉庫群も、このときに形成され始めたのである。
シュパイヒャーシュタット(Speicherstadt)はエルベ川の中洲に、19世紀以降発達した倉庫の建ち並ぶ地区である。自由港に形成された倉庫群で、19世紀末の時点では倉庫街として世界最大規模だった。その延べ床面積30万平方メートルは、まとまった倉庫群の規模としては、現代においても世界最大級である。
シュパイヒャーシュタットはドイツ関税同盟に組み込まれる前の移行期間中に建てられ始めた。1881年に持ち上がった計画が1883年にビスマルクの許可を得た後、1885年設立のハンブルク自由港倉庫建築組合(Hamburger Hafen und Logistik)によって実現した。その実現に大きな影響力を持ったのが、1872年にハンブルク建設局の主任技師に就任したフランツ・アンドレアス・マイヤー(Franz Andreas Meyer)である。マイヤーはハンブルク出身だが、ハノーファーで建築を学んだため、歴史主義建築の中でも当時「ハノーファー派」と呼ばれたレンガ造りのネオ・ゴシック様式の影響を強く受けた。その結果できあがったネオ・ゴシック様式の倉庫群の重厚な外観などは、城に例えられることもある。その倉庫群は、レンガ造りの7階建てで、上部にはコーニス、階段状の張り出し切妻といった装飾要素がいくらか存在する。
倉庫群は関税運河 (Zollkanal) などに面しており、船から直接荷揚げできるようになっている。荷揚げする際には屋根から下がる滑車を利用したが、その中には世界遺産登録時点でも稼動しているものもある。19世紀の主な取扱商品はタバコ、生糸、香料などで、特にカカオ豆、コーヒー、絨毯の取扱量は世界最大だったとされる。
自由港地区が形成された当初は居住に使うことは認められていなかったが、このルールは1997年に改正された。一帯は、大規模なウォーターフロント再開発の一端として、いわゆる「ハーフェンシティ」に含まれているが、シュパイヒャーシュタットは可能な限り、修復・保存する方針が採用された。ただ、シェンゲン協定の広まりにともなって自由港としての意義が薄れた結果、使用されなくなった倉庫の中には、IT企業などが入って再利用している事例もある。
運河に面した倉庫群・wikipedia-photo、1890年頃のシュパイヒャーシュタット・wikipedia-photo、世界遺産登録範囲(赤)および緩衝地域(黄)・wikipedia-photo、上空から見たシュパイヒャーシュタット・wikipedia-photo  (wikipedia・ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街より)]

カメラ位置は倉庫街博物館付近です。カメラ北東方向を進むと倉庫街博物館があります。(カメラ位置-1)

カメラ位置は、ミニチュアワンダーランドの東側の橋。(カメラ位置-2)

カメラ位置は、ハンブルク・ダンジョンの西側橋。(カメラ位置-3)

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