マーカーはケヴァントハウスです。
ケヴァントハウス(英語:Gewandhaus、ドイツ語:Gewandhaus (Leipzig))
[ゲヴァントハウス・コンサートホールは、宮廷楽団に起源を持たない世界最古の市民階級オーケストラ、ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地です。楽団の結成は1743年まで遡り、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、フランツ・コンヴィチュニーら時代を代表する優れた音楽家たちが歴代の楽長(常任指揮者)を務めました。
アウグストゥス広場(Augustusplatz)に建つ現在の建物は日本でも良く知られる1996年までの楽長、クルト・マズアの尽力によって建設され、3代目の楽団ホールとして1981年に完成しました。1,900席を備えたヴィンヤード型の大ホール「グローサー・ザール(Großer Saal)」と498席の室内楽ホール「メンデルスゾーン・ザール(Mendelssohn-Saal)」を持ち、世界屈指の音楽の殿堂に相応しい優れた音響が250年以上の歴史に輝くゲヴァントハウス管弦楽団の響きを支えています。大ホールには6,638本のパイプを持つ巨大なパイプオルガンがそびえ、その前面には1781年の初代ホール完成時からの楽団のモットーである「RES SEVERA VERUM GAUDUM(真剣なることこそ真の喜び)」という誇りに満ちたラテン語の一文が掲げられています。
画家ジークハルト・ギレによるロビー天井画『命の歌声』はその面積714平方メートルで、現代美術の天井画としてヨーロッパ最大を誇ります。グスタフ・マーラーの楽曲『大地の歌』から着想を得たというこの作品は夕刻からライトアップされ、ガラス窓を通して広場に美しい彩りを添えています。ホール右隣にそびえる高さ142.5メートルのシティー・ビル(City-Hochhaus)はライプツィヒのランドマークのひとつで、屋上展望台へと足を運べば市街の眺めを楽しむことができます。またホール前にある1886年完成の噴水「メンデの泉(Mendebrunnen)」は、華やかさで知られた戦前の広場の面影を今へと伝えるものです。
第一次世界大戦終結の年となった1918年の12月31日、市内のクリスタルパラスト演芸場(水晶宮)では来たる年の平和と自由を願う有志楽団・合唱団、ゲヴァントハウス楽長アルトゥル・ニキシュ指揮によってベートーヴェン『交響曲第9番(第九)』が演奏されました。人類愛を歌う第4楽章「歓喜の歌」の原詩は、1785年に詩人フリードリヒ・シラーが当地滞在中に創作したものです。このコンサート以来、当地で始まり日本にも伝わってゆく「年末の第九」はゲヴァントハウス管弦楽団の伝統となり、現在もその演奏を通してライプツィヒから全世界に向けて平和が呼びかけられています。 (「観光案内~ライプツィヒ発見 音楽 ゲヴァントハウス・コンサートホール」より)]
カメラ南方向がケヴァントハウスです。