津多屋商店(のれん・提灯・下絵の展示館)

マーカーは津多屋商店です。

津多屋商店(のれん・提灯・下絵の展示館)
[観光客でにぎわう築地市場界隈は、粋な気風が連綿として受け継がれてきたまちです。なかでも下町の雰囲気を濃厚に漂わせているのが江戸のれん・千社額の店「津多屋」。大きな木彫りの看板がひと際目を惹きますが、看板の両脇に黒々と大書された「提燈」「手拭」「印半纏」などの文字が粋で活きのいい下町風情をつくり上げていました。
店先には、ショーケースがあり『のれん・提灯・下絵の展示館』の手書きの看板が。展示されているのは昭和初期の提灯やのれんの見本帳。提灯に円を描く際に使う竹のコンパスやのれんの生地に直接文字を書くためのガラスペンや木炭など、作製に関連する用具などが飾られています。
展示は店内にもありますが、手狭なので見学の際には配慮が必要です。両壁面に千社額やのれん、半纏、提灯などがぎっしりと飾られて江戸文字や角文字、牡丹文字といった伝統的な書体の美しさが際立っています。
美しい花鳥風月画や人物画に店名や商品名が入った「絵びら」を蒐集した貴重な冊子も手に取ることができます。「絵入りのびらは、開店祝いなど目立つところに貼ったり、得意先への贈答品として使われていました」と、説明してくれたのは「津多屋商店」三代目当主・加藤木大介さん。加藤木さんは6歳のころから習字をはじめ、雅号も取得するほどの腕前。手描きの江戸文字を得意とし、暖簾や千社額、提灯などから筆書きのロゴマークまで製作しています。
加藤木さんは単に書家とか江戸文字職人という存在ではありません。イラストレーターとコラボして「江戸文字デザイン展」をおこない新しい可能性を模索したり、江戸文字の流派を独自に体系化したり、江戸文化の中で形成された書体に強い関心を寄せ、より美しく深化させようと研鑽しています。
加藤木さんは江戸文字への愛着を、「この店は昭和6年築地市場が開設されるのとほぼ同時期に祖父がここで開業して、魚河岸の文化と深く繋がってきましたから、美味しそうに見える文字をいつも意識しています」と洒落っ気たっぷりに語っていました。展示館の文字を見るだけでは飽き足らない方には加藤木さんが直接指導する「江戸文字を体験しよう」という教室もおすすめです。  (「のれん・提灯・下絵の展示館 | 中央区まちかど展示館」より)]

津多屋商店ホームページ

カメラ北北西方向が津多屋商店です。