SOMPO美術館

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SOMPO美術館
[SOMPO美術館(そんぽびじゅつかん)は、東京都新宿区にある東郷青児の美術作品コレクションを中心とする美術館。公益財団法人SOMPO美術財団が運営している。
安田火災海上保険(現:損害保険ジャパン)の前身会社時代からその作品をパンフレットやカレンダーに用い、支援するなど縁の深い東郷青児の協力の下、西新宿に本社ビルを新築する際に美術館設置構想が持ち上がり、 自作200点やコレクションを提供を受け、1976年6月、運営法人である財団法人安田火災美術財団(現:公益財団法人SOMPO美術財団)を設立し、翌月、開業した安田火災海上本社ビル(現:損保ジャパン本社ビル)の42階に東郷青児美術館として開館。2020年7月、本社敷地内に別棟を新築して移転オープンした。
東郷を初めとする現代日本人洋画家のコレクションが中心であるが、企画展ではポップアートを取り上げるなどの幅の広さがある。また、運営主体の公益財団法人が美術家育成の目的を持つことから、若手画家の展覧会や表彰企画が盛んである。しかし、2002年に第25回安田火災東郷青児美術館大賞を付与された和田義彦については、その受賞作品が盗作の疑いがあるとして受賞は取り消されている。
1987年から展示の所蔵作品で最も著名であろうフィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」は、約53億円で落札したことから注目を集めた。落札当初、欧米の美術界を中心に「贋作ではないか」という説が広がったが、これはゴッホ美術館の学芸員によって否定されている。2003年には、ゴッホが意図していたという2つの「ひまわり」と「ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女」を並べるという企画展が催され、シカゴ美術館が所蔵する『ルーラン夫人』とゴッホ美術館が所蔵する『ひまわり』の貸し出しを受け、当館所蔵の「ひまわり」と組み合わせた展示が行われた。
主な収蔵作品
ファン・ゴッホ『ひまわり』(1888)(wikipedia-photo)

[1888年12月の「耳切り事件」直前に描かれたとする説もある。
1888年12月23日、ファン・ゴッホが自らの左耳を切り落とす事件が発生した。12月30日の地元紙は、次のように報じている。
『先週の日曜日、夜の11時半、オランダ出身のヴァンサン・ヴォーゴーグと称する画家が娼館1号に現れ、ラシェルという女を呼んで、「この品を大事に取っておいてくれ」と言って自分の耳を渡した。そして姿を消した。この行為――哀れな精神異常者の行為でしかあり得ない――の通報を受けた警察は翌朝この人物の家に行き、ほとんど生きている気配もなくベッドに横たわっている彼を発見した。この不幸な男は直ちに病院に収容された。
— 『ル・フォロム・レピュブリカン』1888年12月30日』
ファン・ゴッホ自身はこの事件について何も語っていない。
ファン・ゴッホは、アルル市立病院に収容された。ちょうどヨーとの婚約を決めたばかりだった弟テオは、12月24日夜の列車でアルルに急行し、翌日兄を病院に見舞うとすぐにパリに戻った。ゴーギャンも、テオと同じ夜行列車でパリに戻った。テオは、帰宅すると、ヨーに対し、「兄のそばにいると、しばらくいい状態だったかと思うと、すぐに哲学や神学をめぐって苦悶する状態に落ち込んでしまう。」と書き送り、兄の生死を心配している。アルル市立病院での担当医は、当時23歳で、まだ医師資格を得ていない研修医のフェリックス・レーであった。レー医師は、出血を止め、傷口を消毒し、感染症を防止できる絹油布の包帯を巻くという比較的新しい治療法を行った。郵便夫ジョゼフ・ルーランや、病院の近くに住むプロテスタント牧師ルイ・フレデリック・サルがファン・ゴッホを見舞ってくれ、テオにファン・ゴッホの病状を伝えてくれた。12月27日にオーギュスティーヌ・ルーランが面会に訪れた後、ファン・ゴッホは再び発作を起こし、病院の監禁室に隔離された。
しかし、その後容態は改善に向かい、ファン・ゴッホは1889年1月2日、テオ宛に「あと数日病院にいれば、落ち着いた状態で家に戻れるだろう。何よりも心配しないでほしい。ゴーギャンのことだが、僕は彼を怖がらせてしまったのだろうか。なぜ彼は消息を知らせてこないのか。」と書いている。そして、1月4日の「黄色い家」への一時帰宅許可を経て、1月7日退院許可が下り、ファン・ゴッホは「黄色い家」に戻った。
退院したファン・ゴッホは、レー医師の肖像や、耳に包帯をした2点の自画像を描き、また事件で中断していた『ルーラン夫人ゆりかごを揺らす女』も完成させた。  (wikipedia・フィンセント・ファン・ゴッホ#ゴーギャンとの共同生活より)]

ポール・ゴーギャン『アリスカンの並木道、アルル』(1888)(wikipedia-photo)

ポール・セザンヌ『りんごとナプキン』(1879〜1880)(wikipedia-photo)

グランマ・モーゼス 『古い格子縞の家』(1944)、東郷青児 『望郷』(1959年)  (wikipedia・SOMPO美術館より)]

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カメラ西北西方向がSOMPO美術館です。