井口家の屋敷林

マーカーは井口家の屋敷林です。

[井口家の屋敷林
吉祥寺橋の下流、上水沿いに残る屋敷林の中でも往時の雰囲気をそのままに残す一角。そそり立つケヤキなどの大木の内側には今も農家を営む屋敷が建つ。
屋敷林とキャベツ畑
先の屋敷林を北側のキャベツ畑から眺めた風景。鬱蒼とした林の裾を上水が流れ、その脇に農道がのびている。昔の千川上水沿いの面影を色濃く残す区間である。  (「緑と水のひろば 60号(PDF) – 公園へ行こう!」より)]

[「吉祥寺橋」から、青梅街道と交差する「伊勢(殿)橋」までの約1.2kmが、「清流の復活」区間中で最も創設当時の面影を色濃く残す区間です。立野町側に屋敷森が鬱蒼(うつそう)と繁り、緑陰から響いてくる瀬音を耳に、春秋には四万株のキャベツで覆われる畑の傍らを歩むと、一瞬、時間が逆行した錯覚に襲われます。この屋敷森とキャベツ畑の所有者で、立野町37・6に住む井口利一氏にお話しを伺いました。
「ええ、昔はきれいな川でした。川底から砂金が見つかることもありました。川番が下流から定期的に自転車で巡回にやって来て、私たちが川で遊んでいると、水が汚れるといってよく叱られたものです。溺死する人も多かった。ですからあの供養塔(千川上水施餓鬼亡塞供叛塔)をしじゅう掃除したり、線香をあげたりしているんです……」  (「千川上水現況調査報告(平成16年3月発行)(PDF:7820KB) – 練馬区」より)]

カメラ東南東方向が井口家の屋敷林で、屋敷林左にキャベツ畑がひろがります。