守山藩松平家上屋敷跡(教育の森公園)

マーカーは教育の森公園です。

守山藩松平家上屋敷跡(教育の森公園)
[江戸時代には、徳川光圀の弟・松平頼元万治2年(1659年)にこの地に屋敷を構えた。頼元の子の松平頼貞陸奥国守山藩主(現在の福島県郡山市)や大学頭などの要職を歴任したことから、屋敷は6万2千坪になったという。屋敷の一部にある庭園は占春園と呼ばれ、江戸にある名園のひとつに数えられるとともに、特にホトトギスの名所として知られていた。占春園はその後の東京教育大学にも取り入れられたが、現在では教育の森公園に隣接してあり、その名残を見ることができる。その後1903年(明治36年)には、それまで湯島にあった東京高等師範学校(後の東京教育大学)が当地に移転し、1978年まで当地にあった。その後東京教育大学は筑波に移転し、筑波大学となり跡地の一部は公園として整備され、1986年に文京区立教育の森公園が誕生した。
教育の森公園・wikipedia-photo、園内に置かれている彫刻・wikipedia-photo  (wikipedia・教育の森公園より)]

旧守山藩邸碑(天然子)
[旧守山藩邸碑は、東京キャンパス文京校舎の前に立つ石碑で、一名に「木斛の碑」と呼ばれるといいます。これは、水戸藩徳川斉修(号は天然子)の撰んだ文を記しています。
 斉修は、文政10(1827)年の冬に礫川邸(礫川=小石川の水戸藩上屋敷)で火災に遭いました。幕府の命によって、夫人峰姫(11代将軍徳川家斉の娘)とともに守山藩主松平頼慎の吹上邸(上屋敷)に身を寄せました。屋敷内には山水の勝景が多く、庭園の東には梅林がありました。翌11年春に、その梅林へ行って梅花を賞でると、前年の憂鬱を忘れられたとのこと。それで七言律詩を詠んだといいます。したがって、この碑は文政11年に建てられたものと推定されています。
 この碑文も摩滅が甚だしいため、本学名誉教授中村俊也の解説「旧守山藩邸内碑文」(『桐葉』60号、pp.2-4、1976年)から、その原文および訓読文を引用したいと思います。
(原文)
丁亥之冬、礫川邸罹災。以幕府之命、与夫人峰姫遷居於守山侯吹上邸。々中多山水之勝。園之東有梅林。明年、春、遊于林中賞花、頗忘旧歳之憂。因賦一律、以攄幽懐云。
  吹上邸中山苑東 幾株梅樹遠連空
  落英渓畔千林雪 斜月楼頭一笛風
  疎影婆娑留舞鶴 清香馥郁伴詩翁
  人間何処無春色 春色須従此地融
                     天然子
(訓読文)
丁亥の冬、礫川邸災に罹る。幕府の命を以て、夫人峰姫と居を守山侯の吹上邸に遷す。々(=邸)中山水の勝多し。園の東に梅林有り。明年、春、林中に遊びて、花を賞で、頗ぶる旧歳の憂ひを忘る。因って一律を賦し、以て幽懐を攄ぶと云ふ。
  吹上邸中山苑の東
  幾株の梅樹遠く空に連なる
  落英渓畔千林の雪
  斜月楼頭一笛の風
  疎影婆娑として舞鶴を留め
  清香馥郁として詩翁を伴なふ
  人間何れの処にか春色無からん
  春色は須らく此の地従り融らぐべし
 なお、七言律詩中の「落英」は占春園中の池(落英池)、「舞鶴」は落英池の中の島にあった建物(舞鶴亭)です。  (「筑波大学附属図書館展示Blog::開拓者よもやま話 第10講 「知の開拓者」」より)]

教育の森公園内の朝倉響子作「フィオーナとアリアン」の像があります。
[ふたりの女性が座るベンチ。その間に腰かけると、ふたりがこちらを向いています。どちらが「フィオーナ」で、どちらが「アリアン」なのでしょう?実は、どちらも「フィオーナ」であり、「アリアン」です。人は、「自分の知っている自分」と、「自分の知らない自分」の二人が存在するのです。  (「文京区 教育の森公園」より)]

国際日本文化研究センター – 東都小石川繪圖(安政4・1857年)」[絵図左上に松平大学頭(守山藩)屋敷が描かれています。]

国立国会図書館デジタルコレクション – 御府内往還其外沿革図書. 十二之二」[コマ番号130/134・延宝年中(1673年-1681年)之形、コマ番号131/134・元禄十四(1701)年、十六(1703)年迄形に松平刑部大輔(松平頼元)と描かれ、コマ番号132/134・当時之形で松平大学頭と描かれています。]

旧守山藩邸碑文(天然子) – Google Map 画像リンク」、「教育の森公園 – Google Map 画像リンク

教育の森公園南西口のカメラです。

カメラ北方向が守山藩松平家上屋敷跡(教育の森公園)です。カメラ北北東方向が筑波大学 東京キャンパスで、東京キャンパス文京校舎前に旧守山藩邸碑(天然子)があります。

朝倉響子作「フィオーナとアリアン」像・フィオーナとアリアンの間の360citiesです。

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