代官町通り・江戸城西番所(玉川上水樋管)跡

マーカーは千鳥ヶ淵砲台跡です。

国立国会図書館デジタルコレクション – 江戸城図」(絵図右上・代官町通りに西番所が描かれています。)

代官町通り
[内堀どおりの千鳥ケ淵交差点を竹橋方面に向かう通りを代官町通りといいます。皇居周辺でも歩道が狭くなっているところでランナーがひっきりなしにかけていきます。さくらの時期には、さくらのトンネルとなる人気にスポットです。この通りのお濠側の土手を上がると丸いベンチのようなテーブルのようなコンクリート製のものがあります。
一昨年、千代田区が発行した「千代田区平和(戦跡)マップ」をみてみるとこれは、「九八式高射機関砲の台座」であることがわかります。マップによると、円筒中心に軸受が埋め込まれて、360度方向に射撃可能なものだったとか。まさに終戦を迎える昭和20年(1945)皇居の直接防衛のために設置されたそうです。しかし、B29などの高度からの爆撃には歯が立たなかったそうです。のどかなお濠沿いの土手に戦後60年を過ぎ、今もなお戦時の記憶を静かに伝えています。  (「戦跡を歩く 代官町通り – 千代田区観光協会」より)]

「九八式高射機関砲の台座」・wikipedia-photo

玉川上水樋管
玉川上水留. [47] 玉川上水代官町土手上迄御本丸掛樋枡場所替御普請一件 嘉永六丑年正月より同十一月 分冊ノ一」(36,37/83・西番所周辺の玉川上水樋管が描かれています。)
玉川上水留. [50] 玉川上水代官町土手上迄御本丸掛樋枡場所替御普請一件 嘉永六丑年正月より同十一月 分冊ノ四」(63/96・西番所周辺の玉川上水樋管が描かれています。)

カメラ北東方向に三つの「九八式高射機関砲の台座」があります。