駿河町、越後屋(三越・三井記念美術館)

マーカーは駿河町です。

駿河町
[駿河町は、江戸時代の町の名で、現在の日本橋室町の一角をさす。江戸時代、この町の通りに立って南西の方角を望むと、真正面には江戸城を、その背景には富士山を眺めることができた。その様子は、安藤広重『江戸名所図百景』をはじめとする浮世絵や図版にも数多く残されている。またその町名は、富士山が駿河国(静岡県)にあることに由来する。駿河の国は、日光の権現様こと初代将軍・徳川家康が生まれた地でもあり、江戸城と富士山とを一緒に望むことができる駿河町は江戸っ子にとって特別な場所だった。江戸市民と富士山とのつながりは深く、葛飾北斎富嶽三十六景』が人気を呼んだことからも、当時の人々がどれだけ富士山を愛していたかを知ることができる。  (「駿河町 – 日本文化 Wiki」より)]

越後屋
[江戸時代の1673年(延宝元年)に「店前現銀売り(たなさきげんきんうり)」や「現銀掛値無し(げんきんかけねなし)」「小裂何程にても売ります(切り売り)」など、当時では画期的な商法を次々と打ち出して名をはせた、呉服店の「越後屋」(ゑちごや)として創業。現在では当たり前になっている正札販売を世界で初めて実現し、当時富裕層だけのものだった呉服を、ひろく一般市民のものにした。
現在の商号「三越」は、三井家の「三井」と創業時の「越後屋」からとったもので、1904年に「合名会社三井呉服店」から「株式会社三越呉服店」へ改称した際からのものである。この改称の案内の際に「デパートメントストア宣言」を行い、そのことを以て日本での百貨店の歴史が始まりすることが多い。
●1673年 伊勢商人の代表格三井家(伊勢国松阪)の三井高利江戸本町一丁目(現在の日本銀行所在地辺り)の間口9尺(2.7m)の小さな借り店舗に、呉服店「越後屋」を開業。
●1683年 大火にあい、本町から駿河町に移転し、両替店(現在の三井住友銀行)を併置。  (wikipedia・三越より)]

[町名の由来は江戸城の向こうに駿河の富士山を望むことから。ここからの富士山の眺望は江戸一と言われていた。現金掛け値なしの商売で知られる、呉服屋の三井越後屋(後の三越)があった。
江戸名所図会を読む:
    駿河町三井呉服店(挿絵)  (「歌川 広重 初代 | 錦絵でたのしむ江戸の名所 – 国立国会図書館」-「駿河町 (するがちょう)」より)]

国立国会図書館デジタルコレクション – 〔江戸切絵図〕. 日本橋北神田浜町絵図」[図会左下に駿河町があります。]

江戸名所図会. 巻之1-7 / 斎藤長秋 編輯 ; 長谷川雪旦 画図」・「駿河町三井呉服店」(1-38)
駿河町三井呉服店(拡大図)

狂歌江都名所図会 – するが丁(拡大図)

[図会左下に「三井ごふく店」が描かれ、右ページに「せと物丁」、左ページ上に「大伝馬丁」が描かれています。]

絵本江戸土産 – 駿河町(拡大図)

名所江戸百景[歌川(安藤)広重](する賀てふ (左右の商家は現在の三越本店にあたる越後屋)・wikipedia-photo)

富嶽三十六景(葛飾北斎) – 江都駿河町三井見世略圖(こうとするがちょうみついみせりゃくず)(wikipedia-photo)

「東都名所」(駿河町〔之図〕

東都名所・駿河町之図[歌川(安藤)広重]

三井記念美術館
[三井記念美術館 (みついきねんびじゅつかん) は、東京都中央区日本橋室町にある、旧財閥三井家の伝来品を収蔵展示するために設立された私立美術館である。1985年、東京都中野区上高田に「三井文庫別館」(三井文庫本館は史料館)として開館し、2005年10月8日より、東京都中央区日本橋室町の三井本館重要文化財建造物)7階に移転し、「三井記念美術館」と改称した。運営は、公益財団法人三井文庫。
概要
旧財閥三井家が所蔵する、膨大な社会経済史料の保存のため、1965年(昭和40年)、三井グループ各社の資金提供によって財団法人三井文庫が設立された。その後1985年(昭和60年)に至り、三井家に伝来する貴重な文化財を散逸させず、保存公開するための施設として「三井文庫別館」が開設された。
三井家は、本家にあたる総領家を含め11家に分かれているが、三井記念美術館には、おもに北家(総領家)、新町家、室町家伝来の文化財が収蔵されている。
北家(総領家)伝来品は、三井文庫別館開設時に11代当主・旧男爵の三井八郎右衛門(三井高公、1895-1992)から寄贈されたものである。円山応挙が三井家のために描いた『雪松図』、国宝2件を含む刀剣類、藤原定家の日記の一部である「熊野御幸記」、金剛右京家伝来の能面類などが著名である。
新町家伝来品は、同家10代当主・旧男爵の三井高遂(みついたかなる、1896-1986)から寄贈されたもので、火葬墓から出土した墓誌としては日本最古の年紀をもつ「船氏王後墓誌」(ふなしおうごぼし)が著名である。
室町家伝来品は1993年(平成5年)に寄贈されたもので、日本製の陶磁器としては数少ない国宝のひとつである、志野茶碗卯花墻」(うのはながき)が著名である。
他に、南家当主・三井高陽(みついたかはる、1900-1983)の収集にかかる、世界有数の郵趣コレクションも収蔵されている。
三井記念美術館・wikipedia-photo、円山応挙 雪松図・wikipedia-photo、聚楽第図屏風・wikipedia-photo  (wikipedia・三井記念美術館より)]

三井記念美術館ホームページ」 – 「ご利用案内

三井記念美術館 – Google Map 画像リンク

カメラ位置は室町二丁目/室町三丁目で、カメラ西南西方向・左が三越日本橋店で、右が三井本館で、三井不動産の本社、三井住友銀行日本橋支店、三井住友信託銀行日本橋営業部などが入居しているほか、7階には三井家の所蔵品を展示している三井記念美術館が2005年(平成17年)10月8日に開館した。

カメラ西方向が三井記念美術館入口で、入口は日本橋三井タワーにありますが美術館は三井本館にあります。

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