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前川表具店(江戸表具博物館)
[江戸で4代続く表具師の家
「今は孫といっしょに仕事をできるのが幸せ」と語るのは、大正時代から続く江戸表具師の2代目である前川八十治(まえかわやそじ)さん。経師(きょうじ)とは、巻物、掛物、屛風やふすまなどの表装をする職人のこと。息子さんの前川治さん、そしてお孫さんもこの仕事を継いで、4代続く家業となった。
八十治さんが若いころ、第二次世界大戦という悲劇が起きた。空襲があり、東京は焼け野原になった。食べるだけで精一杯。みんなそうして生きていた。そのなかで、同業者たちの多くは勤めに出たというが、「糊と刷毛さえあれば食っていける」と前川さんはこの仕事を続けたという。
「あそこに頼めば、という気持ちをもってもらえれば、仕事は増える。そう思ってやり続けたんです。その思いは今でも変わりません」
苦労が続いたが、7、8年経つと次第に仕事が増えていったという。丁寧で根気強い前川さんの仕事が評価されたのだ。 (「よりよく見せるための仕事「江戸表具師 前川八十治 前川治 」より)]
江戸表具博物館
[江戸表具師が使用する道具(鉋、鋸、物差等)や襖・掛け軸の制作工程を説明したパネルが展示されています。また企画展示として歌舞伎の隈取を掛け軸にしたものをお見せします。 (「江戸表具博物館・前川治 – 墨田区」より)]
「江戸表具 前川 八十治 – 墨田区伝統工芸保存会」、「江戸表具 前川 冶 – 墨田区伝統工芸保存会」
体験メニュー&料金
[体験内容 – 江戸表具(掛軸、額、襖、屏風、巻物等)の説明を聞き、持参する作品(半紙に墨で書いたもの※墨汁不可)の裏打ち作業をおこないます。
体験料金 – 3,000円/人(税別)
所要時間 – 2時間
対象年齢 – 小学5年生~大人
受入可能時間 – 9:00~18:00(別会場 応相談)
工房での受入人数 – 6 人まで
別会場での対応可否 – 可能
外部施設受入 – 人数応相談
受入可能時間 – 9:00~18:00(別会場 応相談)
持ち物 – 半紙に墨(墨汁不可、すった墨)で書いた作品
取消料 – 11日前まで無料、10日前~9日前まで20%、7日~2日前 30%、前日40% 当日100% (「江戸表具 前川表具店 」より)]
カメラ西方向が前川表具店(江戸表具博物館)です。