本所小梅 小倉庵

マーカーは本所小梅 小倉庵跡付近です。

[小梅界隈には、参拝客目当ての料亭や茶屋なども軒をつらねていた。浅草から気軽に足を伸ばせる地として、なかなか都合の良いところだったのだろう。江戸末期の高級料亭の番付表である ”即席会席御料理” というチラシには、この場所にあった「小梅小倉庵」という料亭が中央に掲載されている。ここは、大名なども忍びで訪れるような高級料亭で、同じ広重の “江戸高名会亭尽” の一枚である「本所小梅小倉庵」を見るに、本館らしき大きな建物の前に、密談用の離れが点々と並んでいる様子がわかる。屋根付きの小舟では、女性が釣をしているが、釣った鯉をそのまま活造りにでもしてくれるというのだろうか。なんとも贅沢である。  (「第104景 小梅堤 | 広重 Hiroshige 「名所江戸百景」 時空map」より)]

江戸高名会亭尽(歌川広重) – 本所小梅 小倉庵「狂句合 下戸上戸 百人もすずむ 小倉庵」(wikipedia-photo)

国立国会図書館デジタルコレクション – 〔江戸切絵図〕. 隅田川向島絵図」(絵図四つ切右上・水戸殿下屋敷左、源森川の下に小倉庵と記述され描かれています。)