マーカーは増福寺です。
増福寺
[寛永8年(1631)に松月院住職により開かれた曹洞宗寺院です。境内に「南無阿弥陀仏」の名号を刻んだ、区内最大の板碑があります。
増福寺年未詳名号板碑
板橋区登録有形文化財(考古資料) 平成2年3月30日登録
この板碑は江戸時代から広く伝えられており、十方庵敬順(じっぽうあんけいじゅん)による紀行、『遊歴雑記』弐編(文化12年・1815序)にも、「下赤塚村一町面了弁の名号石」として挿絵入りで紹介されています。
それによると「・・・その石青く石面ざらざらとして至て堅く見ゆ、名号と蓮花座(れんげざ)と了弁の名のみ、文字大きく鮮かに、能く摺(すり)得かたし・・・」とあって、敬順自身がこの板碑を実見し、「南無阿弥陀佛」の名号の部分を中心に拓本を取ったことがわかります。また、約200年前の時点ですでに、年月日などが刻まれていた下部が磨耗し、読み取りにくくなっていたこともわかります。
地上高は区内最大の208cmを測り、区内唯一の完形の名号板碑です。
増福寺・画像リンク、増福寺年未詳名号板碑・画像リンク (「増福寺のご案内 | 板橋区」より)]
カメラ北方向が増福寺山門で、山門左に正徳6年(1716年)の地蔵菩薩立像があります。(「板橋区赤塚 7丁目の石仏 | 私家版 さいたまの石仏 – 楽天ブログ」より)