マーカーは泉福寺です。
泉福寺
[泉福寺大堂にある暦応3年(1340)の銅鐘銘にその名を残す真言宗寺院です。境内には室町時代の板碑が多数保存されています。本堂の十一面観音立像は、天和元年(1681)7月15日に、地元の春日伊兵衛によって奉納されたものです。
泉福寺十一面観音立像
板橋区指定有形文化財(歴史資料) 平成4年2月28日指定 見学不可
十一面観音は頭上に小さな十一の仏面をいただき、六観音の一つに配されています。
泉福寺十一面観音立像は、木造で、寄木造(よせぎづくり)、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)、漆箔(しっぱく)で前身が金箔でおおわれ、頭髪には彩色が加えられ、像高は53.1cmです。左手は屈して水廟(すいびょう)を持ち、右手は拳を前方に向けて下にさしのべて蓮華座の上に立ち、面相(めんそう)、体躯(たいく)、裳(も)の表現のいずれもきわめて正統的な作風を示しています。光背(こうはい)は舟形(ふながた)光背で、表面には十一面観音を示す梵字が十一配され、裏面には「天和元年辛酉造立者下赤塚村春日尹兵衛/七月十五日 法名泰翁浄安居士」と陰刻されています。
像、光背、蓮華座はいずれも制作当初のものであり、制作年代と発願者も明らかな貴重な仏像です。
泉福寺十一面観音立像・画像リンク (「泉福寺のご案内 | 板橋区」より)]
カメラ北方向が泉福寺参道です。