西念寺

マーカーは西念寺です。

江戸御場絵図」(絵図は東西方向を軸に描かれていますので、絵図を回転して南北を軸にすると見やすくなります、南北軸にした絵図で、絵図中央・新宿亀有渡船場右の「新宿」右に、西念寺が描かれています。)

西念寺
[西念寺は、文安5年(1448)僧浄円が結んだ草庵を起源とし、天文元年(1532)覚蓮社法誉が寺院として創建したといいます。江戸時代には門末7ヵ寺を擁する小本寺格の寺院でした。
新編武蔵風土記稿による西念寺の縁起
西念寺
浄土宗増上寺末、覚林山寶樹院と号す。当寺文安5年草庵を結ひ浄円と云僧住し、其後天文元年覚蓮社法誉の時一寺となせしと云。故にこれを開山とす。天文元年7月16日寂す。本尊三尊の弥陀恵心の作にて朝日の弥陀と唱ふ。此像は当寺16世尊誉元禄14年安置する所なり。堂中に中川より出現せし弁天の像、及び熊谷蓮生法師が笈佛なりと云傳る円光大師自作の木像あり。又草庵たりし時の僧浄円が碑なりとて青石の碑あり。
鐘楼明暦3年造立せし鐘を、明和8年再鋳せし鐘名あり。
稲荷社。
愛宕社。
金比羅社。(新編武蔵風土記稿より)
●葛飾区寺院調査報告による西念寺の縁起
当寺の由緒に関し、「新編武蔵風土記稿」には、文安5年(1448)僧浄円が草庵を結び、のち天文元年(1532)覚蓮社法誉が一寺となして開山と称せられ、同年7月16日寂した。降って元禄14年(1701)当寺16世尊誉は恵心僧都作の阿弥陀三尊を安置して本尊とした。その他、堂内には中川から出現した弁天像、熊谷蓮生の笈仏(法然上人自作像)、草庵主浄円の碑と伝える板碑を蔵し、境内には稲荷社・愛宕社・金毘羅社があるとし、元禄8年(1695)の「蓮門精舎旧詞」には、天文元年開山法誉の起立であるが、四代前の讃誉の代に自火によって失火したので由緒は知れずと記している。江戸時代には門末7ヵ寺を擁する本寺であった。(葛飾区教育委員会 葛飾区寺院調査報告より)  (「西念寺|生簀守の墓、葛飾区新宿にある浄土宗寺院 – 猫の足あと」より)]

西念寺 – Google Map 画像リンク

カメラ西方向が西念寺山門です。