大井三ツ又地蔵

マーカーは大井三ツ又地蔵です。

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部  谷 謙二(人文地理学研究室)首都圏編」で明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示することができます。
1896~1909年地図で、大井記述の左上に大井三ツ又地蔵があります。

大井三ツ又地蔵
[■大井町駅西口下車、徒歩10分 三ツ又商店街が池上通りと交差する場所にある。
■古く平安時代(795~1185)には、このあたりに十一面観音を祀った観音堂があったと伝えられる。その堂が戦乱により焼失したあとに、諸国行脚の高僧がこの辺りの地中から読経が聞こえてくるのを不思議に思い、掘ってみると地蔵菩薩像が出てきた。そのためこの場所に丁重に祀った。
後に病気、災害の「身代わり地蔵」として庶民の信仰を集め、今でも線香が絶えることが無い。
また、この場所は夏目雅子主演の映画「時代屋の女房」でも有名。  (「しながわ観光協会(東京都品川区) – 大井三ツ又地蔵」より)]

[大井の三ツ又には、昔、ここを通りかかった僧侶が、土の中からお経を読む声を聞いて地蔵像を2体掘りだしたという伝承があり、1体は来福寺の本尊・経読 (きょうよみ)地蔵、もう1体は三ツ又のお堂に祀られたといわれています。
現在の像は戦後のものですが、病魔・難産などの「身代地蔵」(みがわりじぞう)として人々の信仰をあつめており、この地蔵堂には今もお線香の煙が絶えません。  (「東海道品川宿のはなし 第30回|品川区」より)]

国立公文書館デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図」[江戸御場絵図表示は南北逆になっていますので、反転表示すると見やすくなります。反転表示した絵図四つ切右下・「下蛇窪」右方向、池上道と稲毛道の交点、立会川に上立会橋が描かれています。その下方向山谷稲荷が描かれる交差路、池上道と中立会橋方向からの道(現在の三又通り)の交差点に大井三ツ又地蔵があることになります。]

三ツ又地蔵尊 – Google Map 画像リンク

カメラ北方向が大井三ツ又地蔵です。地蔵左の道が池上道で、右方向が中立会橋方向からの道(現在の三又通り)です。