マーカーは大沢八幡神社です。
「今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷 謙二(人文地理学研究室) – 首都圏編」で明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示することができます。
1896~1909年地図で現在の東京天文台敷地内に描かれる鳥居と「卍」が遷座前の大沢八幡神社と長久寺と思われます。
大沢八幡神社
[大沢八幡社は、三鷹市大沢にある神社です。大沢八幡社は大沢村の守護神として、慶長年間(1596-1615)古八幡社の地に創建、元和2年(1616)僧長祐が長久寺開山と共に八幡社を当地近く(羽澤)へ遷座、大澤村の鎮守としたといいます。明治4年村社に列格、東京天文台並に国際報時所建設により、大正6年当地へ遷座したといいます。
●新編武蔵風土記稿による大沢八幡社の由緒
(大澤村)八幡社
除地、一町二段十七歩、小名羽澤にあり、二間に三間の覆屋を作り、中に纔なる祠を置り、南向、元和二年の勧請なるよし、本地は弥陀の木像一尺、例祭は八月十五日(新編武蔵風土記稿より)
●「三鷹市史」による大沢八幡社の由緒
祭神、応神天皇・祭礼日9月27日。慶長年間(1596-1615)の創建と伝えられる。京都石清水八幡宮を分祀し、大沢羽沢の地(現・古八幡)に鎮座させ、正八幡宮と称した。その後、慶長3年(1598)長久寺創建と共に原に遷座。村の鎮守とする。明治4年(1871)村社となる。大正4年(1915)東京天文台建設に伴い2年後に現存の地に遷座した。(「三鷹市史」より) (「大沢八幡社|三鷹市大沢の神社 – 猫の足あと」より)]
カメラ北東方向が大沢八幡神社参道口です。