真蔵院(雷の大般若)

マーカーは真蔵院です。

国立公文書館 デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図 – 葛西筋御場絵図」(絵図は東が上になっていますので、北を上にすると見やすくなります。絵図を北向きにして、絵図四つ切右下、江戸川の川口に妙見島が描かれています、その左方向、長嶋の下、東宇喜多の右方向に江戸川岸辺に真蔵院があることになります。

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部  谷 謙二(人文地理学研究室)首都圏編」で明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示することができます。
1896~1909年地図で、旧江戸川左に真蔵院が描かれています。

真蔵院(雷不動・波切り不動)
[真言宗豊山派寺院の真蔵院は、海松山と号します。創建年代は不詳ですが、当地の鈴木氏が家宝の霊剣を祀る宝殿を建て、天文年間(1532-1554)に創建したと伝えられます。平素より不動明王を信仰していたところ、ある時不動明王が当寺に来り安置したものの、他所へしばしば出亡、また、永禄年間の雷雨の際には霊剣が宝殿から庭に出て雷・悪魔を降伏させた状況の如くであったことからこの不動明王を雷不動・波切り不動と呼ぶようになったといいます。江戸時代には多くの参詣があり、新川河口南岸の中川合流地点(東葛西1-48-16先の路上)には雷不動明王真蔵院への道標も建てられていました。
●新編武蔵風土記稿による真蔵院の縁起
真蔵院
新義真言宗下小岩村善養寺末。海松山と号す。中興の僧を教典(或作傳)と云。元文5年3月25日化す。本尊不動を安ず。これを雷除不動と唱ふ。縁起によるに、後柏原院の御宇鈴木氏なるもの当村に住し、霊剣を家蔵して家極て貧困なりしかば、霊剣の守護ををろそかなる祟にもやといて其霊剣なるを欺し、寶殿をここに建て安置し、一寺を闢て真蔵院と云。かくてこの僧平生不動を信仰せしが、或夜一人の山伏不動の像を負来ると夢見、覚て後この不動の像傍にあり。悦でこれを取挙るに像背に羯摩の二字あり。又この像しばしば他所へ出亡せしかば、扉を閉て正五九月のみ開扉せり。又永禄の事震雷烈風あり、佛殿大に鳴動して止す。怪みて是を見るに寶剣箱より踊出る事半なり、庭上には血流れて宛も屠所の如し。是偏に本尊の悪魔を降伏し賜へるものならん、夫より邑を字して雷といひ、尊を雷不動と称し、今に此処に雷の落る事なしといへり。
寺寶。太刀二腰、一は往古よりありしものにて前に弁ぜし所の太刀なり、一は天明2年境内松根堀出せしものといふ。
鐘楼寛文5年鋳造の鐘をかく。(新編武蔵風土記稿より)
●江戸川区教育委員会掲示による真蔵院の縁起
真蔵院(雷不動)
天文年間(1532-1554)の創建と伝える旧東宇喜田村の古刹で、真言宗豊山派、海松山と号します。本尊には木造不動明王立像をまつっています。(江戸川区教育委員会掲示より)
●波切り不動と雷不動と呼ばれる由来
波切り不動と雷不動
葛西沖でしけにあった漁師が、この寺の松にいた竜の発する光で助けられ、残された剣を不動にそなえたことから波切り不動、その不動が大雷雨のときに雷を退治したことから雷不動と呼ばれたと伝えられています。(江戸川区教育委員会掲示より)  (「真蔵院|江戸川区東葛西にある真言宗豊山派寺院、雷不動・波切り不動 猫の足あと」より)]

雷不動明王石造道標
[もとは、新川口南岸にあたる東葛西1丁目48番16号路上にありました。近在の雷不動(真蔵院)に向かうための道標で、高さ250センチメートルの大きなものです。正面に「雷不動明王」と大書され、左側に「従是南十三丁」右側に「文政元戊寅年六月再建」(1818)とあります。本体の角に残るへこみは、新川の曳舟がとも綱をかけた痕と伝えています。
平成3年(1991)4月に倒壊破損したため、修復後の翌4年に真蔵院へ移設しました。
●区登録有形文化財・歴史資料
●東葛西4丁目38番9号 真蔵院
●昭和57年2月8日 告示  (「雷不動明王石造道標 江戸川区 文化財・史跡」より)]

無病息災を願う東葛西の奇祭「雷の大般若」
[「雷の大般若」は、江戸時代末期にコレラが蔓延した際、当時の和尚が大般若経(般若波羅蜜の義を説く諸経典を集大成したもの/訳:玄奘/600巻)を背負って家々を回ったところ、被害がなかったことがきっかけで始まったと言われています。女装の由来については、結核にかかった妹のために兄が妹の長襦袢を着て、厄払いをした説が有力とされています。
 祭りは一時途絶えていましたが、地元有志が約30年前に復活。昭和57年(1982年)に区指定無形民俗文化財(風俗慣習)となり、現在は雷不動(真蔵院/東葛西4丁目)の縁日がある2月27日前後の日曜日に毎年実施されています。  (「江戸川区ホームページ – 東葛西の奇祭「雷の大般若」」より)]

真蔵院 – Google Map 画像リンク」、「雷不動尊 – Google Map 画像リンク

カメラ西方向が真蔵院山門です。

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