マーカーはビル奥のお魚屋さん「魚五」です。
ビル奥のお魚屋さん「魚五」
[中野区・南台商店街の通りの低層ビルの前に「只今営業中」の幟と「魚五」と書かれたスタンド看板が道にでているところがある。しかし、店らしき様子はない。ビルの中を見るとガランとした通路の奥で「鮮魚・魚五」の看板とショーケースが見える。「以前はストア型の複合店舗で8軒入ってたんです。15年ほど前に他のテナントが出て行って一番奥のうちだけが残りました」と店主の後藤さんは言う。確かに知らなければここに魚屋さんがあることも気づかずに素通りしてしまうが、勝手知ったるなじみのお客さんは、当たり前のように通路を通ってこの店の活きのいい魚を求めてやってくる。
ただやはり通りに面していないことの不利は否めず、後藤さんは惣菜などの移動販売などもしている。そうすると忙しい若い母親が買い、その美味しさを知って店にも来るようになる。そんなときこのお店特有の立地が便利になるときもある。路上駐輪を気にすることなく店の中まで子供乗り自転車を乗り入れ、しばし店主とおしゃべり。子供は水槽の魚を見て楽しんだり、お店に置いてあるおもちゃで遊んだり。慌しく人が立ち去っていくスーパーにはない、ちょっと懐かしい買い物風景だ。 (「中野区南台 「魚五」|東京都中央卸売市場」より)]
カメラ北西方向ビル奥に「魚五」があります。