マーカーは黄梅院です。
黄梅院
[曹洞宗の黄梅院は、宝雲山と号します。1600年代に創建されました。西方24番札所です。
黄梅院銭洗不動
当山は今より320年前に開創され、昔は東海道の名所、十一面観音を安置し西方24番の札所として知られ、境内には美しい梅園で有名な黄梅院である。この由緒ある当山にこの度当寺勧請開基高輪鈴木家当寺中興開基新宿濱野家によって黄梅院に銭洗不動を遷座せる機縁となった。不動明王は鈴木家代々相続されし守護の善神として祀られ、一家の開運、事業の商売繁盛を記念しお銭を洗ひ身も心も浄みて祈願したなれば幾多の霊験を現じ事業の成功一家の福徳円満抜苦与楽を得たる大善神である。特に銭洗浄水は濱野家代々相続された寶珠の玉、お金に不自由がないという寶珠であって、この寶珠より湧き出る浄水でお銭を洗い浄めて祈念したらばお銭に不自由しない寶珠の玉である。このように両家の開運銭洗不動を当山に奉祀せしもの也。よって当山開運銭洗不動でお銭を洗い浄めお金を大切にと祈願し祈祷したなれば広く世の人々を衆生済度し商売繁盛お金に不自由なく一家の福徳円満苦を抜いて楽となし悲しみを転じて喜びとなす事が必ずや成就する意であって広く崇仰せらる福善神であり、又真誓願である。(境内石碑より) (「猫のあしあと」より)]
資料リンク
「国立国会図書館デジタルコレクション – 〔江戸切絵図〕. 芝高輪辺絵図」(絵図中央上方向「戸田孫十郎下屋敷」下方向に「黄梅院」が描かれています。)
「国立国会図書館デジタルコレクション – 品川芝筋白金麻布. [1]」(コマ番号3/8・絵図右端中央に「九鬼長門守下屋敷」下方向に「黄梅院」が描かれています。)
「国立国会図書館デジタルコレクション – 麻布新堀河ヨリ品川目黒マデ絵図」(コマ番号3/7・絵図四つ切左上「九鬼長門守」上方向に「黄梅院」が描かれています。)
「江戸名所図会. 巻之1-7 / 斎藤長秋 編輯 ; 長谷川雪旦 画図」・「覚心寺清林寺上行寺園真寺黄梅院」(7-40)
覚心寺清林寺上行寺園真寺黄梅院(拡大図)
[図会左ページ下道の下側、左から黄梅院、園真寺、上行寺(昭和三十七年伊勢原に移転)、右ページ上から承教寺、清林寺、覚心寺(不明)と記述されています。]
カメラ西北西方向が黄梅院参道です。