源秀山永松院室泉寺

マーカーは源秀山永松院室泉寺です。

室泉寺
[高野山真言宗寺院の室泉寺は、源秀山永松院と号します。室泉寺の創建年代は不詳ですが、当初浄土真宗西本願寺派の寺院として芝金杉にあったものを、松平外記忠益(五井松平家)が抱屋敷を和泉神鳳寺(大鳥大社別当寺)中興快圓比丘に寄附した際に、寺蹟を譲り受け、真言宗に改め寶泉寺と号して和泉神鳳寺中興快圓比丘の宿寺としたといいます。御府内八十八ヶ所霊場7番札所です。
新編武蔵風土記稿
(下豊澤村)寶泉寺
真言律宗、和泉國一の宮大島山神鳳寺宿寺にて、江戸湯島霊雲寺末なり源秀山永松院と號す、當寺昔は芝金杉にあり、浄土真宗西本願寺末にて、同所寿林寺より兼帯せしを、元禄十三年九月旗下の士松平外記忠益當所の抱屋敷を神鳳寺中興快圓比丘に寄附し、彼寺名を爰に引移し、改宗して宿寺となせり、故に忠益を開基とす、元禄十五年七月二十五日卒開山快圓は正徳二年二月八日寂、本尊弥陀脇士観音地蔵を安す。
護摩堂。不動立像長二尺七寸、愛染坐像長二尺五寸なるを安す、共に南都招提寺開山鑑真和尚の弟子支卓律師の作と云。
鎮守社。金毘羅、大鳥明神、住吉。
辨天堂。(新編武蔵風土記稿より)  (「室泉寺|渋谷区東にある高野山真言宗寺院、御府内八十八ヶ所 …猫の足あと」より)]

国立国会図書館デジタルコレクション – 〔江戸切絵図〕. 青山渋谷絵図」(絵図四つ切左下・牧野備前守(越後長岡藩)下屋敷左に室泉寺が描かれています。)

国立公文書館デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図」[江戸御場絵図表示は南北逆になっていますので、反転表示すると見やすくなります。反転表示した絵図四つ切右上・「下渋谷」左に室泉寺が描かれています。)

国立国会図書館デジタルコレクション – 御府内場末往還其外沿革圖書. [12]拾七下」(コマ番号5/7・絵図右上牧野備前守下屋敷右に寶泉寺が描かれています。)

室泉寺 – Google Map 画像リンク

カメラ北東方向突き当りが室泉寺山門です。