道灌山(秋田藩(久保田藩)佐竹家抱屋敷跡)

マーカーは西日暮里公園(道潅山公園)です。

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国立国会図書館デジタルコレクション – 東京市史稿. 市街編49(1960年東京都出版)」の「江戸藩邸沿革」のP705・コマ番号396/553から久保田藩屋敷の変遷について記載されています。P709・コマ番号398/553「抱屋敷 日暮里」がこの地になります。

道灌山
[道灌山は、上野から飛鳥山へと続く台地上に位置します。安政3年(1856)の「根岸谷中日暮里豊島辺図」では、現在の西日暮里4丁目付近にその名が記されています。この公園を含む台地上にひろがる寺町あたりは、ひぐらしの里と呼ばれていました。道潅山の地名の由来として、中世、新堀(日暮里)の土豪、関道閑(せきどうかん)が屋敷を構えたとか、江戸城を築いた太田道灌が出城を造ったなどの伝承があります。ひぐらしの里は、江戸時代、人々が日の暮れるのも忘れて四季おりおりの景色を楽しんだところから、「新堀」に「日暮里」の文字をあてたといわれています。道潅山・ひぐらしの里は、荒川区内で最も古い歴史をもつ所です。このあたりから出土した土器や、貝塚・住居址などは、縄文時代から数千年にわたって人々の営みが続けられたことを物語っています。道潅山・ひぐらしの里は、江戸時代の中頃になると、人々の憩いの場として親しまれるようになりました。道潅山の大半は秋田藩主佐竹氏の抱屋敷になりますが、東の崖ぎわは人々の行楽地で、筑波・日光の山々などを展望できたといいます。また薬草が豊富で、多くの採集者が訪れました。ひぐらしの里では、寺社が競って庭園を造り、さながら台地全体が一大庭園のようでした。
  桃さくら鯛より酒のさかなには
      みところ多き日くらしの里   十返舎一九
雪見寺(浄光寺)・月見寺(本行寺)・花見寺(妙隆寺<現在は廃寺>・修性院・青雲寺)、諏訪台の花見、道潅山の虫聴きなど、長谷川雪旦や安藤広重ら著名な絵師の画題となり、今日にその作品が伝えられています。明治時代、正岡子規も道潅山・ひぐらしの里あたりをめぐり、『道潅山』という紀行文を著しました。
  山も無き武蔵野の原をながめけり
    車立てたる道潅山の上    子規
昭和48年、ここ西日暮里公園が開園し、区民の憩いの場となっています。  (「東京ガードレール探索隊」より)]

[地名の由来については、太田道灌の出城があったためとも、谷中の感応寺(現天王寺)の開基、関道観の居所であったためとも言う。山手台地の最高地点にあり眺望が良い。江戸時代には虫聴きの名所として知られ、秋になると文人たちが訪れ、月を見ながら松虫や鈴虫の音に聴き入った。付近の浄光寺、本行寺、青雲寺は、文人趣味でそれぞれ雪見寺、月見寺、花見寺と呼ばれた。  (「歌川 広重 初代 | 錦絵でたのしむ江戸の名所 – 国立国会図書館」-「道灌山 (どうかんやま)」より)]

国立国会図書館デジタルコレクション – 〔江戸切絵図〕. 根岸谷中辺絵図」(絵中央付近に道灌山、佐竹右京太夫下屋敷が描かれています。)

国立国会図書館デジタルコレクション – 府内場末其外往還沿革図書. [35]貮拾壹亨」(コマ番号7/7・地図左方向に佐竹右京太夫書抱屋敷が描かれ、その下に道灌山が描かれています。)

江戸名所図会. 巻之1-7 / 斎藤長秋 編輯 ; 長谷川雪旦 画図」・「日暮里惣図其之四」(14-49)、「道灌山聴蟲」(14-52)、「道灌山説明」(14-53)
日暮里惣図其之四(拡大図)

[其之四の絵右下に「修性院」、中央に「青雲寺」、左上に「道灌山」が描かれています。]

道灌山聴蟲(拡大図)

江戸遊覧花暦. 巻之1-4 / 岡山鳥 編輯 ; [長谷川雪旦] [画]」・「根岸の里」(1-6)、「根岸の里解説・左ページ中程」(1-5)
根岸の里(拡大図)

絵本江戸土産 – 道灌山(拡大図)

名所江戸百景[歌川(安藤)広重](日暮里諏訪の台・wikipedia-photo)

「東都名所」(日暮里)

西日暮里公園 – Google Map 画像リンク

カメラ北北西方向が西日暮里公園(道潅山公園)で、道灌山の東端にあたり、与楽寺辺りまでが道灌山で、向陵稲荷神社(佐竹右京太夫下屋敷内に祀られた社)の北東側が道灌山の中心になります。

西日暮里公園(道潅山公園)内のカメラです。

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