上祖師谷1-1-4 榎庚申塔

マーカーは上祖師谷1-1-4 庚申塔です。

上祖師谷1-1-4 榎庚申塔
[さて、榎交差点にやってきました。ここで交わるのは六郷田無道です。その名の通り、六郷方面と田無方面を結ぶ古くからの往還で、恐らくは古来、府中と六郷・品川方面を結ぶ幹線道路だったのではないかと思われます。ちなみに、「上祖師谷の六郷田無道」は「せたがや百景」にも選定されています。
 現在の榎交差点は五叉路になっていますが、北に伸びる2車線道路は近年開通した新しい道で、千歳烏山駅方面に通じています。この新道のおかげで、このあたりの雰囲気はずいぶん変わりました。
 ところで、ニレ科落葉高木で、江戸時代には街道の一里塚などに植えられ、熟すと甘い果実は道行く人の食料にもなっていたそうです。かつてはこの交差点にエノキの木が植えられていたのでしょうが、現在は見当たりません。
 なお、ここから六郷田無道を北に150メートルほど行った地点に庚申塔があります(上祖師谷1-1-4)。文化9(1812)年に建立されたもので、「庚申塔」の文字の下に三猿が刻まれ、「東たかいどミち 南せたがや めぐろみち 北ところざハミち」と彫られています。もとは榎交差点にあったと思われます。  (「世田谷の古道~滝坂道(後編:宮の坂~滝坂)」より)]

[◎東京都世田谷区上祖師谷1-1-4 路傍にある庚申塔です。
新道と旧道が交差したところに祀られています。台石が平成二十年三月新調されています。
駒形、上部に「庚申塔」、下部に三猿が彫りこまれています。
石塔、向って左に「北 ところざハミち」「南 せたがや めぐろみち」
向って右に「東 たかいどミち」 「文化九申十月建之」
三猿 「榎庚申塔の由来」   (「各地の庚申塔(世田谷区ー5) ( 歴史 ) – TATSU**のブログ(東京都+川崎 …」より)]

榎庚申塔の由来
[この庚申塔は、江戸時代後期の文化九年(1812年)に武蔵国多摩郡上祖師谷村の現在地に村人によって建立されたものです。
 庚申塔の下部には三猿像が刻まれ、それぞれ両手で目、耳、口を押えています。これは病魔を払い、悪疫を防ぐためのものといわれています。
 また、この塔は伊勢神宮に天下安穏、五穀豊穣祈願に参詣する村人たちが、道標とすることも目的として、村の辻に建立されました。庚申塔の基部には寄進者の名前が刻まれています。
 この度、先人の風習を後世に伝えるため、世田谷区と寄進者の方々のご厚意とご協力により、平成二十年三月二十一日(庚申の日)に再建立されました。
    平成二十年六月  世田谷区教育委員会  (「2017/10/26 01 祖師ヶ谷大蔵散歩 02 神明神社/宝性寺/廻沢稲荷/旧千歳 …」より)]

榎庚申塔 – Google Map 画像リンク

カメラ位置は榎交差点で、カメラ北西方向左道路150m先に上祖師谷1-1-4 榎庚申塔があります。

カメラ北方向が上祖師谷1-1-4 榎庚申塔です。