「Google Earth で街並散歩(日本編)」で取り上げた、京都三大祭り・三大奇祭・三大火祭りの記述ページについてまとめてみました。
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[京都三大祭り(きょうとさんだいまつり)とは京都府京都市内で行われる3つの祭りのこと。この3つの祭りは成立の時期、事情、行事の内容などがそれぞれ大きく異なっており、祭り文化の3つのタイプを示しているとされている。
葵祭(5月) – 賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行われる祭り。
祇園祭(7月) – 八坂神社で行われる祭り。山鉾巡行や宵山が中心となっている。
時代祭(10月) – 平安神宮で行われる祭り。 (wikipedia・京都三大祭りより)]
[毎年、賀茂祭(葵祭)に先だって、5月12日には、御蔭祭(御生神事)が 御蔭神社で行われる。]
[祇園祭の久世駒形稚児は綾戸国中神社の氏子から選ばれる。久世駒形稚児は祇園祭の神幸祭・還幸祭で、馬に乗って、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が鎮まる中御座神輿(なかござみこし)の先導を務めるが、この際に胸にかける木彫りの馬の首(駒形)は國中社の神体を模したものである。 (wikipedia・綾戸国中神社より)
869年(貞観11年)の神泉苑で行われた御霊会が祇園祭の起源とされている。
祇園祭における八坂神社の中心行事は神幸祭・還幸祭(神輿渡御)で八坂神社から中御座神輿(なかござみこし)・東御座神輿(ひがしござみこし)・西御座神輿(にしござみこし)の大神輿3基に召した神々が各氏子町を通って渡る神事。7月10日に鴨川で神輿洗いの神事の行われた後、八坂神社の舞殿に神輿三基は安置される。7月15日の宵宮祭で神輿に御霊が移され、7月17日に神幸祭が行われて(山鉾巡行で浄められた)四条寺町にある八坂神社御旅所(平時は土産物を売っている「四条センター」)に還幸祭の行われる7月24日まで神輿が滞在する。974年(天延2年)に御旅所(現在と所在地は異なる・「大政所御旅所」と「少将井(しょうしょうのい)御旅所(八坂神社 御手洗井)」)を朝廷より賜り、行われるようになった。また、子供神輿である東若御座神輿も参加する。
神幸祭は朝の雅やかな山鉾巡行とは打って変わって、夕刻より行われる神輿渡御は勇壮豪快で荒々しいのが特徴である。3基の大神輿を総勢1000人以上もの勇猛な男達により担ぎ揉まれて神輿が暴れ狂う様は圧巻である。いわゆる暴れ神輿というものである。神社からの宮出しを完了した3基の大神輿と1基の子供神輿は祇園石段下交差点の楼門前に集結しての揃い踏みにて神輿全基連合で勇壮に担ぎ上げられ練り暴れて、楼門前は歓声に涌きかえる。その後は神輿はそれぞれ別ルートにて御旅所へ向かう。朝に山鉾が動く美術館の名をほしいままに巡行した都大路を今度は神輿が勇壮に練り暴れながらの渡御を行い、四条寺町の御旅所宮入りにて神幸祭での最後の豪快な練りを披露する。山鉾巡行を祇園祭のハイライトと呼ぶならば、神輿渡御はまさしく祇園祭のクライマックスと呼ぶにふさわしいものである。
神輿の御旅所駐輿(ちゅうれん)中に、誰とも言葉を交わすことなく一晩で七度、御旅所に参詣すれば、願いが叶うという。無言参りという。
還幸祭は神輿と神々が御旅所から各氏子町を通り、祇園祭発祥の地である三条御供社(又旅社)に立ち寄って八坂神社へ還る神事。今度は山鉾町をも含めた八坂神社の広大な氏子地域を練り暴れながら八坂神社に宮入を行う。八坂神社での宮入では、舞殿の周囲を3周する拝殿回しを行い、神輿3基がここぞとばかりに力を振り絞りながらの勇壮豪快な最後の練りを披露する。
舞殿前にて神輿の最後の暴れながらの揉みが終わり、神輿が舞殿に上げられ安置されると境内は消灯され漆黒の闇となり御霊遷しが行われ、神輿に乗せられた祭神が本殿に戻され、神輿渡御は静かに終了するのである。7月28日の神輿洗では神社に戻ったあと神輿は神輿庫に収められる。 (wikipedia・祇園祭より)]
[東大路にある和菓子屋・柏屋光貞の「行者餅(ぎょうじゃもち)」は1年に一日祇園祭山鉾巡行前日の宵山(7月16日)だけ販売される。また、御洲濱司 植村義次では洲濱を葵祭の際下鴨神社の御神饌として数百年に亘って供えられ続けています。]
[「京都の三大奇祭」とは鞍馬寺(由岐神社)の鞍馬の火祭、広隆寺の太秦の牛祭、今宮神社のやすらい祭のことで、京都三大火祭りとは鞍馬の火祭(重複)、五山送り火(下記)、清涼寺の嵯峨御松明式のことです。五山送り火の紹介ページは「鳥居形松明」は「嵯峨鳥居本」紹介ページ、その他は保存会の旦那寺を紹介ページにしています。また、京都三大火祭りに入りませんが、松明行事が行われる岩倉の石座神社(いわくらじんじゃ)のページにもリンクしています。]
五山送り火
[京の夏の夜空を焦がす京都の名物行事・伝統行事。葵祭・祇園祭・時代祭とともに京都四大行事の一つとされる。
毎年8月16日に
●「大文字」(浄土院 – 京都市左京区浄土寺・大文字山(如意ヶ嶽)。20時00分点火)
●「松ヶ崎妙法」(涌泉寺 – 京都市左京区松ヶ崎・西山及び東山。20時05分点火)
●「舟形万灯籠」(西方寺 – 京都市北区西賀茂・船山。20時10分点火)
●「左大文字」(法音寺 – 京都市北区大北山・左大文字山。20時15分点火)
●「鳥居形松明」(嵯峨鳥居本有志 – 京都市右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山。20時20分点火)
以上の五山で炎が上がり、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされる。
点火時間は1962年までまちまちだったが、1963年から観光業界からの要請により、大文字が20時ちょうどの点火となり、反時計回りに20時10分から松ヶ崎妙法、20時15分から舟形万灯籠および左大文字、20時20分から鳥居形松明と固定化した。
2014年に51年ぶりに点火時間が変更され、松ヶ崎妙法および舟形万灯籠がそれぞれ5分点火時間が早まった。この変更により5山が5分おきに点火されていくことになる。 (wikipedia・五山送り火より)]