庄屋式屋敷(太田家)

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庄屋式屋敷(太田家)
[選定番号
 第4-017号   
推薦理由(抜粋)
 約170年前に建てられた典型的な庄屋式屋敷である。木造一階の母屋を中心に,表門脇の客殿や七福神の鬼瓦を置いた米蔵・衣装蔵,屋敷外の小川から取水する池泉鑑賞式の庭園など,都市近郊の農村の典型である景観を後世に伝える。  (「8.太田家 – 京都を彩る建物や庭園 京都市文化市民局」より)]

[敷地の周辺の水路に、悠々と鯉が泳ぐ太田家は、西京ウォーキングマップのウォーキングコースにも選ばれている。厨子(つし)2階建て、切妻屋根、桟瓦葺き平入りで、棟には煙出しが残る。ご先祖の位牌や木瓜型(もっこうがた)の虫籠窓などから、建築年代はおよそ170年前、江戸末期とされている。主屋の部屋数も多く、以前は数世代の家族と男衆(おとこし) 、女衆(おんなしゅ)も共に生活していたと考えられる。はしりにはおくどさん※2も残っており、田の字型の座敷や、各部屋にある書や掛け軸から、日頃丁寧に扱われていることが想像できる。
また、主屋西側に建つ土蔵鬼瓦には東西でそれぞれ違った七福神が付けられ、この家の繁栄を見守っている。庭園の池の水は以前、水路を通って嵐山から引かれていたが、近年の集中豪雨などの影響も有り、現在は止めている。
千代原地域に現存する、都市近郊の典型的な庄屋式屋敷として、今後も長く後世に伝えていってほしい建造物、庭園である。  (「河川の美化清掃活動を実施 ∼ 「This is Rakusai – 京都市」」より)]

カメラ北東方向が庄屋式屋敷(太田家)です。