伊藤若冲筆・乗興舟

●乗興舟
[1767年(明和4年)、「動植綵絵」と同時期に、若冲はそれとは対照的な木版画「乗興舟」、木拓帖「玄圃瑤華」(1768年)、木拓帖「素絢帖」(1768年)、揃物「花鳥版画」(1771年)を制作している。これらの作品は木版を用いた正面摺りで、拓本を取る手法に似ていることから「拓版画」と呼ばれる。通常の木版画と逆に、下絵を裏返しせずそのまま版木に当て、地の部分ではなく描線部分を彫って凹ませ、彫り終えた版面に料紙を乗せ表から墨を付ける。結果、彫った図様が紙に白く残り、地は墨が載った深い黒の陰画のような画面が出来上がる。
現在、京都国立博物館、京博寄託本、大倉集古館、三井文庫、千葉市美術館、和泉市久保惣記念美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ニューヨーク公共図書館、チェスター・ビーティ図書館、アムステルダム国立美術館、ハーバード大学図書館、および個人蔵数点の合計10数点が確認されている。これらの乗興舟を比較すると、少なくとも4種類の異版が確認でき、小部数ながら販売されたと考えられる(佐藤康宏解説「黒い光の中、舟は二都の縁を巡る―伊藤若冲「乗興舟」、2013年10月、pp.160-169)。
    (wikipedia・伊藤若冲より。)]

メトロポリタン美術館」 – 「Itō Jakuchū」検索 – 「川船の旅での楽しい即興演奏」よりダウンロード。
 
伏水口(伏見木戸門)

  

淀小橋・納所(のうそ)村(京都市伏見区納所町)  

  

石清水八幡宮・山崎と殿城(淀城)  

  

高濱(島本町)と橋本(八幡市)  

  

大塚(高槻市)と前嶋(高槻市)  

  
 
鳥飼(摂津市)、三島(摂津市)と枚方(枚方市)    

  
 
達堂と一屋(摂津市一津屋)  

  
     

  
  
長柄(大阪市北区)

  
  
源八渡(大坂市源八橋)

  
 
大坂天満橋・八軒家浜

 
 
乗興舟全画面接続