マーカーは中谷酒造です。
中谷酒造
[創業 – 嘉永 6 年( 1853 )。
大和郡山市は、豊臣秀長が築いた城下町が起源です。奈良盆地の北部にあった平城京の碁盤目の南端・九条大路のあたりから南に広がります。高度成長期ま では奈良県北部の中核都市として奈良県最大の商店街を誇りました。
中谷酒造のある番条町は市の南東郊外に広がる農業地帯にあります。番条は、佐保川と菩提仙川の合流点にあり、以前は河川交通の拠点として郡山や奈良県 北部の経済を支えました。京都を結ぶ国道24号線、大阪を結ぶ国道25号線、近鉄橿原線、JR大和路線に囲まれた四角形の真ん中に位置します。
中谷家と酒造り
中城村出身の人気力士・鈴鹿山新七は西隣の番条村に居を構えました。その長男磯次郎は家督を継ぎ後に鈴村の姓を名乗ります。次男又次郎は嘉永 6 年( 1853 年)に酒造りを始め、安政 3 年( 1856 年)に独立し向かいに家を構えました。安政 5 年には柳沢藩御用商人となり、苗字帯刀を許され中谷を名乗りました。
番条町で佐保川に合流する菩提仙川の上流に清酒発祥の地と呼ばれる正暦寺(しょうりゃくじ)がありますが、その全盛期に作られた備前焼の酒壺が幾つか中谷家に伝わっています。創業時に酒屋株と共に受け継いだものと思われます。中谷家の家宝です。
JR郡山駅から中谷酒造までの散策ルート、近鉄筒井駅から中谷酒造までの散策ルート
定期酒蔵見学会のご案内
奇数月の第一土曜に蔵見学を定期開催します。
午前10時開始(人数が多い場合は14時開始で午後の部も行います)
所要時間:2時間
参加費:500円(税込。その場で清酒購入した場合は無料)
内容:六代目当主自身が案内します。
講習(正暦寺の酒の積出港としての番条町の歴史、酒造り)
蔵見学(15世紀の濠に囲まれた城館跡に建つ中谷酒造の江戸、大正、昭和の建物が見所)
聞き酒(典型的なもの3種)
定員:20名/回。先着順で締め切り。
申込み:日時、名前、住所、電話番号を書いて
FAX(0743-56-2464)もしくはpost@sake-asaka.co.jpまで。 (「中谷酒造株式会社ホームページ」より)]
カメラ北西方向が中谷酒造です。