膳所城南(勢多口)惣門跡

マーカーは膳所城勢多口惣門跡跡碑です。

膳所城南(勢多口)惣門跡跡
[膳所城下の南の入り口にあたる勢多口総門のあった地点を記す標柱。門の遺構はないものの、前には粟津の番所跡建物が現存し、また道も門の存在を今に伝えるかのように直角に曲がっている。  (「膳所城勢多口総門跡碑 – びわ湖大津」より)]

[大津市粟津町にある粟津中学校西側の旧東海道の「粟津の晴嵐」の松並木を抜け、晴嵐の交差点をさらに北へ進み、御殿浜の住宅街に入ると道が大きく左へ屈曲します。その正面に「膳所城勢多口総門跡」の石碑があります。ここは膳所城下町の南の入口にあたります。現在はマンションに建て替えられていますが、数年前までは膳所藩時代の番所が残っていて、その屋根には本多家の家紋の入った軒丸瓦が葺かれていました。なお、この総門の造りは高麗門(こうらいもん)で、現在は泉大津市の個人宅に移設されています。ちなみに高麗門とは、2本の本柱の上に切妻の屋根をのせ、その本柱の内側にそれぞれの控柱を立てて、それぞれ対となる本柱と控柱の間にも小さい切妻の屋根をのせた構造の門です。  (「新近江名所圖会第208回 膳所六万石城下町の出入口」より)]

国立国会図書館デジタルコレクション – 東海道絵図」 – 「東海道絵図. 巻第十 土山ヨリ京マデ」(コマ番号20/26)
絵図右方向にスクロールすると琵琶湖左に「蕃所」と記述されています、これが膳所城南(勢多口)惣門になると思います。

 
カメラ北北東方向に膳所城勢多口惣門跡跡碑があります。