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京都御所
グーグル・アート・プロジェクト – 歴史アーカイブ – 「御所と離宮」、「京都散策・明治初期~大正初期」
[京都御所に現存する主な建物としては、紫宸殿、清涼殿、小御所(こごしょ)、御学問所(おがくもんじょ)、御常御殿(おつねごてん)、迎春(こうしゅん)、御涼所(おすずみしょ)、皇后宮御常御殿(こうごうぐう おつねごてん)、若宮・姫宮御殿(わかみや・ひめみやごてん)、飛香舎(ひぎょうしゃ)などがある。
概要
京都御苑の北西寄り、築地塀で囲まれた面積約11万平方メートルの区域が京都御所である。御所の敷地は東西約250メートル、南北約450メートルの南北に長い長方形で、そこにはかつての内裏に属していた多くの建物と庭園が残っている。御所の建物は近世を通じ、天正(1591年)、慶長(1613年)、寛永(1642年)、承応(1655年)、寛文(1662年)、延宝(1675年)、宝永(1709年)、寛政(1790年)、安政(1855年)の9度にわたり造営が行われている。うち、天正度、慶長度、寛永度の造営は焼失に伴うものではなく、時の為政者(豊臣秀吉および徳川家)の威勢を示す目的のものであったが、それ以降の6度の造営はすべて火災焼失に伴うものであり、現存する御所の建物は安政度造営のものである。建物群は大きく3つのブロックに分けられる。南寄りには内裏の正殿であった紫宸殿、天皇が政務を執った清涼殿をはじめ、儀式や政務のために用いられた表向きの建物が残る。その北側、敷地のほぼ中央のブロックは、天皇の日常生活や内向きの行事、対面などに使用された内向きの建物群で、小御所、御学問所、御常御殿などがここにある。御所敷地のもっとも北寄りのブロックはかつての後宮だった場所で、多くの建物が取り払われているが、皇后御常御殿、飛香舎(ひぎょうしゃ)をはじめ、皇后や皇子皇女などの住まいだった建物が残っている。建築様式は、表向きの建物である紫宸殿や清涼殿が平安時代の住宅建築様式である寝殿造を基調としているのに対し、これらの北にある内向きの建築群は書院造や数寄屋造の要素が強くなっている。ただし、表向きの建築物にしても外向きの建築物にしても寝殿造への復古は平面関係や障壁画や建具などについてであり、外観や立面関係、細部の建築方法は平安時代とは異なった江戸期の技術を用いたデザインとなっている。江戸期の庭園は、紫宸殿の南庭(「だんてい」と読み慣わしている)や清涼殿の東庭が一面に白砂を敷き詰めた儀式の場としての庭であるのに対し、小御所、御学問所、御常御殿などに接した庭は池と遣水(やりみず、流水の意)を中心にした日本式の庭である。各建物の内部は、それぞれの部屋の格や用途に応じた、さまざまの障壁画で飾られている。これらの障壁画には、狩野派、土佐派、円山四条派をはじめ、江戸時代末期の日本画壇の主要な絵師たちが絵筆を振るっている。京都御所は、平安時代の内裏とは位置が異なり、建物も江戸時代末期の再建であるが、建築、庭園、障壁画が一体となって日本の伝統文化の粋を今に伝えている。
参観
2016年7月25日までは予約不要の春秋の特別公開と、事前の予約が必要な一般公開の2つの参観がおこなわれてきたが、参観希望者の利便性をより高めるため、2016年7月26日から予約不要の通年一般公開に再編された。
なお、月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)、行事等の実施のため支障のある日は休みとなる。
公開時間は、4月から8月は9時から17時まで(入場は16時20分まで)・9月及び3月は9時から16時30分まで(入場は15時50分まで)・10から2月は9時から16時まで(入場は15時20分まで)となっている。
入場門は清所門(せいしょもん)で反時計回りに京都御所を見学し、清所門から退出する。入場時に手荷物の内容検査が皇宮護衛官により行われる。なお、以前は春秋の特別公開の期間だけは紫宸殿のすぐ前まで行けたが、現在は紫宸殿南庭の南東隅に入って遠望する形に変更されている。
京都御所正殿の紫宸殿・wikipedia-photo、紫宸殿 殿前は右近の橘・wikipedia-photo、紫宸殿の高御座・wikipedia-photo、紫宸殿の扁額・wikipedia-photo、承明門・wikipedia-photo、清涼殿・wikipedia-photo、清涼殿の昼御座(手前)と御帳台(奥)・wikipedia-photo、清涼殿東庇 右手奥に昼御座と御帳台・wikipedia-photo、小御所・wikipedia-photo、御学問所・wikipedia-photo、御常御殿・wikipedia-photo、御常御殿の障壁画(座田重就「高宗夢賚良弼図」)・wikipedia-photo、皇后御常御殿・wikipedia-photo、「姫宮御殿(向かって左)・若宮御殿(向かって右)」・wikipedia-photo、飛香舎・wikipedia-photo、玄輝門・wikipedia-photo、左近の桜・wikipedia-photo、右近の橘・wikipedia-photo、御池庭・wikipedia-photo、御内庭・wikipedia-photo (wikipedia・京都御所より)]
[千日回峰行を終えた者は京都御所への土足参内を行う。通常、京都御所内は土足厳禁であるが、千日回峰行を終えた者のみ、御所へ土足参内が許されている。 (wikipedia・延暦寺 – 千日回峰行」より)]
「京都御所宮内庁ホームページ」 – 「施設の概要図」、「京都御所の通年公開について」
京都御所資料リンク
「都名所図会」・「巻之一 平安城再刻 内裏之図 (御所)」
内裏之図 (御所)(拡大図)
「紫宸殿 – Google Map 画像リンク」、「小御所 – Google Map 画像リンク」、「御池庭 – Google Map 画像リンク」、「参内殿 – Google Map 画像リンク」、
御車寄前のカメラで、カメラ南方向が御車寄、カメラ北北東方向が宣秋門で、カメラ西南西方向が参観ルートです。
新御車寄前のカメラで、カメラ北方向が新御車寄、カメラ東北東方向が月華門です。
カメラ北方向が承明門、その先が紫宸殿です。また、カメラ南方向が建礼門です。
紫宸殿南庭のカメラで、北北西方向が紫宸殿、西北西方向が月華門、南西方向が承明門、北東方向が日華門になります。
カメラ北北西方向が春興殿で、カメラ西北西方向が日華門、カメラ東方向が建春門になります。
カメラ西方向が清涼殿で、カメラ南東方向が紫宸殿北側です。また、カメラ東南東方向潜りを抜けると御池庭に出ます。
カメラ位置は御池庭前で、カメラ南西方向が小御所、カメラ北西方向が御学問所、小御所と御学問所の間が蹴毬の庭です。(国立国会図書館デジタルコレクション – 京都禁苑図)
御内庭のカメラで、カメラ西南西方向が御常御殿です。