マーカーは渡部整経です。
渡部整経
[経とはタテ糸のこと。染色された綛(かせ)の状態で入ってきた糸を、糸繰り機で糸枠に巻き取り、織機にセットできるように経糸(たていと)を必要な長さと本数に揃えるのが整経の仕事です。渡部友書さんは、モノづくりの魅力に惹かれ、伯父や父の職人芸を修業中。勘がものを言うアナログの世界で、夢を育んでいます。
織物は経糸の張力と緯糸(よこいと)のバランスでできています。整経は、機にかけた経糸に、文様を織り出す緯糸を織り込みやすくするための工程。帯や着尺、金襴、ネクタイなど、すべての西陣織がこの工程を通ります。
熟練の技を持つ伯父や父でさえ「まだまだ」と言っていますから、私が一人前の職人になれるのは、もう少し先のことでしょう。でも、一生懸命打ち込んでいます。やっぱり、私が整経した糸で製織された方から、「この経糸は織りやすかった」と言っていただくと、すごくうれしいですから。 (「整経 渡部友喜さん シリーズ 心を継ぐ 技を継ぐ21世紀、西陣織 」より)]
[西陣織を織る前の工程、整経(せいけい)を見学しましょう。整経とは、西陣織のベースとなるたて糸の、必要な長さと本数をそろえること。「 1 本の糸も切らない」で数千から 1 万本以上もの糸を扱う職人技はお見事。
料金 無料
定員 1人〜10人
所要時間 30分
申込方法 2週間前までに電話・FAX・ハガキで (「きょうと修学旅行ナビ | 体験学習 | 西陣織見学」より)]
カメラ北西方向が渡部整経です。