安養寺(倒蓮華寺)

マーカーは安養寺です。

国立国会図書館デジタルコレクション – [洛中絵図・洛外絵図]. [2]」(コマ番号2/5・絵図四つ切左下、三条大橋右上・瑞泉寺右上方向に安養寺が描かれています。)

安養寺(倒蓮華寺)
[本尊阿弥陀如来蓮華の台座がさかさまになっているところから、倒蓮華寺(さかれんげ)と呼ばれている、古い由緒をもつ寺である。伝えによると平安中期寛和年間に恵心僧都(源信)が今の奈良県当麻<(たいま)に建てた華台院は当寺の始まりという。華台院は恵心僧都の妹、安養尼に引き継がれて安養寺と名を改め、平安後期に京都に移された。  (「安養寺(さかれんげ)|新京極商店街振興組合公式ウェブサイト」より)]

[衣料品店や土産物屋が並び、若者や修学旅行生たちでにぎわう繁華街の新京極。談笑しながら女性たちが行き交う蛸薬師通に面して、「さかれんげ阿弥陀(あみだ)如来」と刻んだ石碑がひっそりとたたずんでいる。
寺伝によると、平安後期、旅の老僧がひと晩の宿を請うて安養寺を訪れた。老僧は「仏を作る」と言う。寺に居住していた安養尼が材木を渡すと、老僧は部屋に引きこもった。夜中、のみやつちをたたく音が響く。朝、安養尼がとばりを開けると、老僧の姿はなく、光明を放つ阿弥陀如来像が出来上がっていた。
 安養尼は感謝し、仏師に蓮華の台座を作らせたが、仏像を置くたびに台座にひびが入る。安養尼は悩み、春日権現に祈ると、あの老僧が現れた。「この仏は女人往生の証拠仏です。八葉の『さかれんげ』を台座にしなさい」。早速、さかれんげの台座を作り、仏像を安置することができた。
安養寺は京都市中京区新京極通蛸薬師角。午前7時から午後8時半ごろまで、蛸薬師通に面した薬医門が開いており、2階の本堂に安置されている阿弥陀如来像を参拝することができる。安養尼は恵心僧都(えしんそうず)の妹。安養寺には、弁財天や北向地蔵尊も安置されている。  (「(110)さかれんげ(京都市中京区) – 京都新聞|ふるさと昔」より)]

カメラ南方向が安養寺(倒蓮華寺)山門です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

*