マーカーは竹影堂(かざりや鐐)です。
竹影堂(かざりや鐐)
[京都を彩る建物や庭園
推薦理由(抜粋)
金属工芸の老舗「竹影堂」から生まれた錺細工の店である。この町家には,若手職人が作り出す,美しい銀細工の品々がミセノマに並べられ,その奥では加工作業が行われている。
認定番号
第1号
認定理由
竹影堂(かざりや鐐)は,寛政年間創業以来200年余り錺職を続ける老舗である。押小路通りに北面する敷地には,主屋,オクニワ,その西寄りに仏間(茶室)を設け,敷地の南には工房を配する。明治初期の建築と言われる主屋は,つし2階建切妻造瓦葺で,2階に虫籠窓を備え,表通りに面しミセノマ,廊下を挟んで座敷,その西側をハシリニワとしている。平面構成は,1列2室で西側(下手)に外路地を持つなどの特徴を持っている。座敷は,平書院に丸窓を設けるなど数寄屋の意匠を採り入れ,主屋から廊下で接続する仏間(茶室)は,駆け込み天井や平書院などを備えている。また,主屋と工房の中間に位置し仏間(茶室)を伴う庭は,飛び石で各部屋をつなぎ,その周囲に手水鉢,灯籠などを配し,ヤブツバキやキンモクセイが植わる。竹影堂(かざりや鐐)は,店内で製造される銀細工をミセノマで販売するなど,京都の伝統的な店舗を現代に引き継いでいるとともに,かつて工芸を生業とする町家が軒を連ねた景観を伝える建物として重要である。 (「かざりや鐐 – 京都を彩る建物や庭園」より)]
「竹影堂ホームページ」 – 「金属工芸体験」
カメラ南南西方向が竹影堂(かざりや鐐)です。