陽成院跡(二条院候補地)

マーカーは陽成院跡案内板です。

陽成院跡
[源氏物語ゆかりの地
二条院候補地(陽成院跡)
   平安京左京二条二坊十三・十四町跡
この夷川公園一帯には、南北二町(252m)に及ぶ陽成院と呼ぶ邸宅があった。元慶8年(884)2月、譲位した陽成上皇内裏からこの邸に遷幸して御所とし、母の皇太后藤原高子(たかいこ)も渡ってきた。上皇の崩御後は二分割されて北町は一般の宅地に、南町は荒廃に任せた。この荒れ屋敷を、紫式部は「源氏物語」で光源氏の二条院に想定している。そもそもこの邸は光源氏の母、桐壺更衣の実家であり、源氏はこの屋敷を改築して藤壺の姪にあたる紫上(むらさきのうえ)を迎え入れている。北町の敷地の東南部における発掘調査では、陽成上皇時代に使用されたと思われる井戸跡が見つかっている。
   平成二〇年三月  京都市]

カメラ北方向に二条院候補地(陽成院跡)案内板があります。