滝澤家住宅

マーカーは滝澤家住宅です。

滝澤家住宅
[滝澤家住宅は、京都市中からは離れた鞍馬寺門前町に位置している。付近一帯には市中と変わらない形式の町家が今も多く建ち並ぶ。今は瓦葺きであるが、かつては板葺きの家並で、京都市中の町家の古い形式を比較的長く保持してきた。
滝澤家は炭問屋であったともいい、祈祷札(きとうふだ)から宝暦10年(1760)に建てられたことが知られている(ただし、二階は後の改造によるもの)。屋根は元板葺きで、両袖に卯建をあげている。建った当初の表構えは京町家の古式を受け継ぐもので、市中の標準的な町家の状況をよく伝えている。それゆえ、この町家は大火で失われた近世京町家の典型事例と評されるのである。  (「Ⅲ.京町家の完成 – 京都市文化観光資源保護財団」より)]

[鞍馬は鞍馬寺の門前に京都と丹波・若狭を結ぶ若狭街道の要衡として発展した町並みである。滝澤家住宅は宝暦10年に炭問屋の住宅として建てられたと伝えられる。西隣の街道沿いに炭・薪の収納に当てる納屋を持っていたが現在別の所有となっている。街道の西側に面し切妻造り・桟瓦葺・二階建ての主屋は18世紀末頃の姿に復元されたものである。間取りは左側の通り土間と右側の床上は一列三室を基本としている。当初二階は物置として使用のため背が低く、屋根は杉皮葺・両妻にうだつを上げていたが、18世紀末頃二階を居住部屋とするため改造して柱を継ぎ足し背を高めている。  (「全国重文民家の集い – 瀧沢家住宅 京都市」より。)]

瀧澤家住宅 (たきざわけじゅうたく) 重要文化財

カメラ西方向が滝澤家住宅です。

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