多田川移ヶ瀬

マーカーは多田川移ヶ瀬です。

多田川移ヶ瀬
[猪名川は多田を流れるときには「多田川」と呼ばれた。
上司小剣は次のように述べている。
「猪名川は多田を流れるときには多田川とよばれて、北西から曲がりくねって流れて来て、丁度多田院村の南西で東へ曲がり、多田神社総門の石段下から松並木の馬場先の外れまで流れて、そこで北東から流れてきた塩川と合流して南へ、そこからはもう曲がらずに鼓ヶ滝の急流を過ぎて猪名野に至る・・」
新田の桜ノ馬場の当りの多田川は「移瀬」と呼ばれています。『摂陽群談』には、「移瀬(うつるせ)多田院前にあり。所傳云、昔此所、八幡大菩薩影向の地、神像水に移り、沙黄金の光あるを以て、殺生を禁断せり。」とあります。  (「多田院村鐘ヶ淵から用水が掘られ東多田村まで供給された。」より)]

摂津名所図会. [正,続篇] / 秋里籬嶌 著述 ; 竹原春朝斎 図画」-「7巻32・多田川移ヶ瀬

[図会下に猪名川(多田川)と松並木が描かれ、左ページ上に新田村と記述され、絵図中央下「多田川」岸に「川上殺生禁断」と記述されています。ここから上流多田院本堂を中心に10町四方が殺生禁断と定められていました。(「多田神社(ただじんじや)とは? 意味や使い方」より。)]

カメラ位置は多田神社前御社橋上でカメラ北東方向先が「移瀬」と呼ばれているようです。