マーカーは東南寺です。
東南寺
[天台座主の登竜門といわれる戸津説法で有名な寺。伝教大師最澄が仏徳を民衆に広めたのが開基といわれる。境内には多くの石仏がある。 (「東南寺 – びわ湖大津」より)]
[国道161号線の下阪本でバスを降りると、お寺の屋根が見える。山門を入ると、正面に南向きに本堂があり、南側に鐘楼、東側に首塚がある。
東南寺は延暦寺の子院格の寺で、年8月21日から5日間行われる戸塚説法の行事が有名である。東南寺は伝教大師が延暦年間(782〜806)に創建した寺で、比叡山の東南にあるからその名になったといわれる。元亀の兵火で全焼し、寛永15年(1638)に今津町にあった堂舎を移して今津堂と呼んだ。それが今の東南寺である。
戸塚説法
毎年8月21日から5日間行われる。この説法は、伝教大師最澄が両親の追善をし、民衆に法華経を説法したことに由来する。毎年行われる。
説法師は延暦寺の重要な法儀を終了した僧侶があたり、天台宗の僧にとっては天台座主になるために欠かせない通過儀礼である。故今東光師も昭和50年(1975)8月21日から5日間説法された。その時の講話は「毒舌・仏教入門・集英社文庫」におさめられている。
首塚
「本能寺の変」の直後にあった坂本落城の際の戦死者の首塚である。この落城はかなりむごたらしい惨状を呈したとされる。明智光秀の従弟に当る明智左馬介光春が打出の浜で秀吉軍と戦って破れかの有名な湖水渡りをして坂本城に逃げたが、味方に利なしとあきらめて城に火を放って自害した。 (「滋賀県大津市 東南寺 – Japan Geographic」より)]
カメラ東方向が東南寺山門です。