森野吉野葛本舗(森野旧薬園)

マーカーは森野吉野葛本舗です。

森野旧薬園
[森野旧薬園(国の史跡) – 日本最古の民間の薬草園
森野旧薬園・wikipedia-photo

  (wikipedia・松山_(宇陀市)より)]

[奈良県宇陀(うだ)市大宇陀区上新にある薬園。中世に秋山城(宇陀松山城)があった古城山西麓に所在。展望が開けた緩斜面はよく日光を受け、地味もよく排水もよい場所で、代々葛粉(くずこ)の製造を営んできた森野家邸内に設けられている。薬園の創始者である森野藤助は1690年(元禄3)の生まれで1729年(享保14)に幕府御薬草御用の植村佐平次の採薬草見習いになった。採薬は吉野の諸峰、高見山から金剛山に及び約4ヵ月を費やしたという。この採薬中にカタクリを見出し、葛粉製造のかたわらカタクリ粉製造を始めるきっかけになった。以降も採薬は続けられ、その範囲は近畿から東海・北陸まで広がった。その間、藤助は幕府から下付された薬草木の種苗を自宅の裏山に植え、これが薬園の始まりといわれ、享保年間(1716~36年)を通じて薬種50品ほどが拝領されたという。近世の薬園としてその旧態をとどめる貴重なものとされ、1926年(大正15)に国の史跡に指定され、1931年(昭和6)に追加指定を受けた。近畿日本鉄道大阪線榛原駅から奈良交通バス「大宇陀」下車、徒歩約10分。  (「森野旧薬園(もりのきゅうやくえん)とは – コトバンク」より)]

森野吉野葛本舗沿革
[南北朝時代 – 旧薬園創設者賽郭夫妻・忠僕佐兵衛の木造当家の祖初代兵部為定は吉野南朝に仕えたとされ、16世紀中頃大和国吉野郡下市で葛粉の製造を始め「吉野葛」の名称で、世に知られるようになる。
森野吉野葛本舗の創業。
江戸時代初期 – 1615年(元和2年) 当主、与右衛門貞康が葛粉の製造により適した良質の水、寒冷な地を求めて現在地の地「大宇陀」に移住。
以後も、代々葛粉の製造を継承し、朝廷はじめ幕府及全国大小諸侯の御用を勤め承る。現在も天皇御即位式の折には森野吉野本葛をお供えする風習が残る。
江戸時代中期 – 第11代当主森野賽郭(森野藤助)は、薬草に対する造詣が深く、幕吏に随行して近畿一円から北陸地方まで数回にわたる採薬、調査旅行を行う。時の八代将軍徳川吉宗公の漢方薬の自給自足と農事振興の施策に合致し、褒賞として下賜された薬草を、賽郭が自家の薬園に植え、当森野旧薬園が興る。
江戸時代末期 – 賽郭によるその後の採集旅行と当代の文化人との交流を経て薬園は年を追って盛んになり、幕府官園の補助機関となる。
賽郭自身、享保20年に苗字、帯刀を許される。当薬園の名は商品作物農業の進展につれて高くなり、平賀源内皆川棋園田村元雄池大雅とも交流のあったことが記録に残る。賽郭の死後も当薬園は維持されてゆき、西洋医学を志した学者とも交流があった。
明治時代 – 廃藩置県や洋薬輸入等の影響により、江戸期以来の藩営薬園の類いが殆んど廃絶する。その中でも幕府直轄の小石川薬園が明治8年に小石川植物園と名を変えて保存された他は、当森野薬園のみが往時の姿を伝え、希少なな資料と共に今日に残る。
大正時代 – 1926年(大正15年)2月、当薬園の貴重さと、保存に対する意欲が認められ文化財史跡に指定される。  (「沿革 | 森野吉野葛本舗」より)]

森野旧薬園のご案内 | 森野吉野葛本舗ホームページ

『日本山海名産図会』 – 吉野葛(「日本山海名産図会. 巻之1-5 / 法橋関月 画図」 – 「 2巻 – 24p 」より)

[「葛」とは葛はマメ科のツル性植物で、その花の美しさから古来より多くの人々に愛され、紀貫之など多くの文人・俳歌人に歌われてまいりました。花・茎・根と全ての部位が利用できる大変有益な植物です。花は高尚優雅を誇り、秋の七草のひとつに数えられ、お茶花として親しまれたり、また煎じたものは薬草としての効果があるといわれます。茎からは強い繊維を利用した葛布が作られます。元々は衣服等に、現在ではテーブルクロス・壁紙など民芸品などとして生産されております。そして葛の根から採取した澱粉が本葛粉です。
葛の根に含まれる澱粉を、当地の極寒期に地下水のみで繰り返し精製、乾燥させた、添加物を一切含まない自然食品です。葛粉の粒子は大変小さく、繊細で滑らかな食感が特徴です。併せてコシ、粘り、透明感に優れ、涼感を誘う夏の和菓子、また日本料理等、様々な食材に幅広く使われております。また、体内に吸収されやすく、体を温め癒す効果があるといわれ、風邪など、体調を崩した際にも重宝されます。当社が位置する大宇陀は葛粉の製造期である冬の冷え込みが大変厳しく、また純度の高い美しい地下水に恵まれております。このような条件のもとでは大変手間を要する製造中でも雑菌の繁殖が抑えられ、安定した高品質の葛粉を作ることが出来ます。当地において、冬の地下水で葛を精製する工法を吉野晒し(よしのざらし)と呼び、こうして出来上がったものは葛粉の中でも特に良質な「吉野本葛」と呼ばれ、全国に出荷されます。  (「森野吉野葛本舗ホームページ – 吉野葛について」より)]

カメラ東方向が森野吉野葛本舗(森野旧薬園)です。