マーカーは布引の滝・雄滝です。
布引の滝
[布引の滝(ぬのびきのたき)は、神戸市中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある4つの滝の総称。日本三大神滝のひとつ。日本三大名瀑にも選ばれることがある。布引滝とも表記する。名瀑として知られる古来の景勝地である。
かつて役小角が開いた滝勝寺の修験道行場として下界とは一線を画する地であったが、現在は渓流沿いおよび布引山(森林浴の森100選)一帯から滝を経て布引ハーブ園へと至る遊歩道が整備され、新神戸駅からも気軽に立ち寄ることができるようになっている。
六甲山の麓を流れる生田川の中流(布引渓流)に位置し、上流から順に、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)からなる。和歌山県那智勝浦町の那智滝、栃木県日光市の華厳滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれている。
平安時代の歌物語『伊勢物語』や歴史物語『栄花物語』をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介される文学作品の舞台となっている。 生田川下流流域には、布引の滝を詠んだ和歌にちなんで名付けられた地名がある。
●雄滝 – 高さ 43m、滝壺は面積430m2、深さ6.6m、滝の横には5箇所の甌穴(最大のもので10畳大)があり、竜宮城に続いているという伝説がある。
●夫婦滝 – 高さ 9m
●鼓滝 – 高さ 8m
●雌滝 – 高さ 19m
雄滝と滝壺・wikipedia-photo
夫婦滝・wikipedia-photo
鼓滝・wikipedia-photo
(wikipedia・布引の滝_(兵庫県)より)]
「摂津名所図会. [前,後編] / 秋里籬嶌 著述 ; 竹原春朝斎 図画」-「9巻53・布引滝」
「9巻56・平相國布引瀧渚」
[『平治物語』には平清盛の滝見物の際に清盛に連れられて滝に来た家来の難波経房が悪源太源義平の雷に殺されるという話が載っており、さらに、『源平盛衰記』には清盛の長子重盛が滝見に来たとき、家来の難波経俊が滝壷に入り竜宮城を見て外に出たところを雷に打たれたという話が書かれてある。
・「雲居にさらす布引は、我朝第二の滝とかや。業平の中将のかの滝に、星か川辺の螢かと、浦路遥かに詠めけん、いづくなるらんおぼつかな。」(『源平盛衰記』) (「布引の滝 葺合町」より)]
雄滝
夫婦滝
鼓滝
雌滝