芦刈島碑

マーカーは芦刈島碑です。

芦刈島碑
[「摂津名所図会. [前,後編] / 秋里籬嶌 著述 ; 竹原春朝斎 図画」-「8巻42・葦刈嶌

世阿弥作の能「蘆刈(あしかり)」は、貧しい芦売りに身を落とした男が、
都に去った元の妻と再会する物語です。
江戸時代の名所案内である『摂津名所図会』は、
「大和物語」を引いて夫婦の秘話を紹介しながら、
その舞台となった大物あたりの芦刈島の様子を描いています。
猪名川神崎川に繁茂する芦の風場が、古くから都に伝わり文学にも描かれたのでしょう。
河口近くの風景は「浦の初島」とも呼ばれ、多くの古歌に詠まれています。  (「【芦刈】尼崎南ロータリークラブ」より)]

[攝津国難波に住む夫婦は貧しさから、妻が夫を残し都に出て宮仕えをした。妻は都で別の男の妻となるも、なお故郷に残した夫のことが忘れられず摂津に戻る。だが住んでいた家は跡形もなく夫の行方もわからない。そこへ芦を背負ったみすぼらしい男が通りかかるが、その男は「きみなくて あしかりけりと おもふにも いとどなにはの うらぞうみうき」という歌を女に差し出す。これこそ別れたもとの夫であった(148段)。  (wikipedia・大和物語より)]

カメラ西南西方向に芦刈島碑があります。